はじめてのスニーク・ミッション ２７日目「昼」【牢獄】
ＧＭ では、【牢獄】が存在するブロック。やや無機質で、生活感の薄い倉庫街のようなところを抜けていくと、やがて高い塀に囲まれた軍事施設のような建物が見えてきます。周囲の建物は２０ｍ以上遠ざけられているようで、広いスペースがぽっかりと。どうやら、あれが【牢獄】で間違いなさそうです。
ロスト 「流石に、見張りやすい造りになっているな……」
ラウディ 「ふん……」
ＧＭ 現在、きみたちは【牢獄】の建物がある通りに向けて、隣の区画から道を歩いてきたところ。もう少し進むと、門なりなんなりが見えるのではないかと思われます。建物を囲む塀は高さ５ｍほどで、最上部が外側に向けて湾曲しているタイプ。ロープがあってもよじ登るのは難しいでしょう。あの壁の向こうを手練れの蛮族が何組か見回っていると聞いています。<牢獄の鍵>があれば安全に開くらしい正門の見張りは少数だろうとのことで、裏口があるかは聞いていません。
アルテ 鍵は、持ってるよね。このパーティで一番いいスカウトは誰だっけ（ちらり）。
リンダ 「なに、出番かしら？」
アルテ 「【サイレントムーブ】をかけるんで、ちょっと見てきてもらってもいいですか？」
リンダ 「了解、まかせなさいな」 【ラビットイヤー】もあるし、偵察は得意。
ロスト 「予め敵の布陣が分かるのは心強いな。……頼む」
アルテ 「じゃあリンダお姉ちゃん、お願いね」 （ころころ）ん、大丈夫。
アキラ 「気をつけてね」
ＧＭ リンダが静かに進んでいって、通りの出口から壁に視線を投げていく、と。
リンダ 「（どーれ）」 ちらり。
ＧＭ すると、きみたちのいる通りの出口から３０ｍほどのところに門が見えます。門は塀より少し内側に引っ込んでいて、そこに１体の蛮族が見張りに立っています。まだ気づかれてはいませんが、油断している様子もないですね。リンダさん。知名度１０／弱点値１５を見抜いてみてください。
リンダ （ころころ）１４。知名度は抜けた。
ＧＭ あれはⅡ-P230、ボガードトルーパー。首から呼子のようなものを下げています。普通に３０ｍよりも近づくとあっさり気づかれそうですが、大きく回りこんで塀に張り付いていけば１５ｍまでは詰められるかも知れません。これは隠密判定または【サイレントムーブ】が必要です。
リンダ 「（なんだ、雑魚ね）」 では、１時間以内でいけそうなら大きく回りこんで牢獄の周りを確かめてきます。
ＧＭ ぐるっと回ってみると裏口らしきものが一つ見つかりますが、これは外側からは取っ手も鍵穴もないただの金属板に見えますね。他には何も無く、壁の外周に見張りはいなさそう。まともに入れそうなのは正門のみなので、返しがついた５ｍの壁を乗り越えるか、門番を排除するかというところでしょう。正門そのものは一人でも開閉が行えそうなサイズでした。鍵が問題ないなら聞き耳でタイミングを見計らって中庭を抜け、建物に侵入するまではいけそうです。帰りはともかく。
リンダ 「（あれをどうにかするしかないかしらね）」 ５ｍの壁はつらい。それだけ確かめたら戻って報告します。かくかくしかじか。
ロスト 「ふむ。入るまでなら……容易だろうが、問題はその後か」
ラウディ 「帰りは慌しくなりそうだな」
アキラ 「助け出したらどのみち気づかれそうだし、強行突破するしかなさそうだよな。後はそこまで気づかれるにいけるかだけど」
ロスト 「ある程度は仕方がないか。では、門番をなんとかしよう」 アキラにサイレンサー付のジェザイルがあるので１Ｒキルは出来なくはないとは思いますが。どの程度音が出るかですねー。
ＧＭ ジェザイルの音は気にしなくていいです。射撃型や広範囲を巻き込む魔法は多少の音が出ることを覚悟してください。トルーパー相手にも不意は討てないので、３０ｍないしは隠密判定or【サイレントムーブ】して１５ｍから戦闘開始と思ってよろしいよ。
アルテ じゃあ、リンダとラウディに【サイレントムーブ】を拡大がけ。残りは３０ｍから魔法でいいよね。
ラウディ それでいこう。速攻だ！
ＧＭ では、戦闘開始。形ばかりの先制判定から。
リンダ （ころころ）ピンゾロ寸前だけど、取った！ いくじょー。【キャッツアイ】！
― １ラウンド後 ―
ＧＭ トルーパー「がっ」 とさり。あっさりと戦闘終了。
アルテ 「（こくん）」 親指を立てる。時間が惜しいので剥ぐのはなし。手間がかからないなら、死体はその辺の通りに押し込んでおこう。片づけても見回りが来ればいないってバレるから、急がないとね。
リンダ スルーして、その間に聞き耳！ 見回りが通り過ぎるのを待とう。片付けは任せます。（ころころ）ここでピンゾロっ！？
ＧＭ 出目が荒れてますね。ここは達成値重要かもしれませんよ。
ラウディ さすがに重要らしい(笑)。
ルシエル ひっくり返そう！
リンダ うん、ここが変転時でしょう。返して６ゾロの達成値２１！
ＧＭ 達成値２１っと。では、門の向こう一帯からは気配を感じません。見回りの間隙のようです。
ラウディ 好機！
ロスト 行きましょうか。鍵をリンダへ。
リンダ がちゃり。手招きしてから、一気に建物に向かいますよ。
ラウディ いそいそと向かうぜ。
ＧＭ では、きみたちは中庭を抜け、【牢獄】の建物に入っていきます。ここで★を１つ進呈しよう。
ロスト 「（ルーズル……もうすぐ、……）」
ＧＭ 建物に入ると、内部は平均的な学校の校舎をいくつも並べて渡り廊下でつないだような造りになっています。全体の大きさは小学校の敷地全部より大きさがありそう。窓はありませんが恐らくは３階建てで、通路の片側に鉄格子タイプではなく独房タイプの牢が並んでいます。それぞれに狭い覗き窓がついていますが、この【牢獄】から目当てのひとつを探すのはなかなか骨が折れそうですね。
アルテ ふむ……。
ＧＭ それぞれの牢をいちいち開放せず、牢内を見回っている蛮族を可能な限りやり過ごすのなら、1tbの半分が経過するごとに１回の探索判定を行えます。成否に関わらず、２ｄして６以下で蛮族の見回りに見つかります。それを撃退したら結果の確認または探索続行。牢を端から開けていく、もしくは見回りに注意を払わないなら半分の時間で探索できますが、見回りとの遭遇率が１００％になって、数も２倍になる。房の鍵は<牢獄の鍵>で解除可能と聞いています。
ロスト 急ぎたいところだけど、数が２倍は……まずそうですね。
ラウディ まずそうですな。
ルシエル 地道に行くしかないかなあ。
アルテ 最初は地道にいきましょう。外の時間経過も気にはなるけど、時間がヤバくなってきたら強引にやっちゃえばいいよ。
ラウディ 運がよければ１、２回目でヒットするさ、ははは(笑)。
リンダ うむうむ。では、探索判定いくよー。（ころころ）ようし、６ゾロ！
アルテ＆ラウディ リンダぁー！
ＧＭ 嘘お！
アルテ さっきの反動だ！
リンダ 「ここよ！」 ばーん！
ＧＭ ううむ、ではリンダはそれらしい牢を見つけました。覗き窓から観察すると、６畳ほどの房の中央にスキンヘッドの大男が傷だらけで座りこんでいるのが見えます。さらに一番奥に置かれた２段ベッドの下のほうにそこそこの体格の男性が横たわっていますね。向こうを向いてるので顔はよく見えませんが、こめかみから口のほうに引き攣れたような傷跡がある。
ラウディ 「何、分かったのか」
リンダ 「ロスト、もしかして……」
ロスト 「見つかったのか……っ？」
ＧＭ が。ここでアキラ、２ｄしてください。６以下で見回りと遭遇しちゃう。
アキラ 大きい目！（ころころ）もうダメだ……（←出目５）。
アルテ 一発で見つかったからよしとしよう。
ラウディ ドンマイドンマイ。片付けてやろう！
首尾よく目当ての牢を見つけた一行ですが、ここで牢内を見回っていた蛮族に見つかってしまいます。現れたのはミノタウロスと、２体のフォルミカソルジャー（直立したアリのような姿をした種族の戦士種）。さらに、騒音によって増援が現れる可能性があるとして、形状：射撃の魔法や、近接攻撃を武器で受けられた場合（回避力判定における同値成功）の危険を示唆されての開戦となりました。しかし、数ラウンド後。
ＧＭ 【スリープ】で寝かせて１体ずつ袋叩き、それに耐えたミノタウロスも起きたそばから眠らせてずっとＰＣのターンって何。
ルシエル やめて！ エネミーのＨＰはもう０よ！(笑)
ロスト これが戦術というものです(笑)。ぶっちゃけ敵が動くと音がしそうで嫌。
ＧＭ ま、仕方がないか。雑魚戦だしね。では気絶した蛮族たちにトドメを刺して、戦利品は漁らない、と。牢の扉は鍵で開きました。
リンダ 「さ、ロスト、あんたの仕事はこれからでしょ。頑張んなさいよ（ぽむり）」
ロスト 「……っラ、ラウディ……」 どこか掠れた声で。
ラウディ 「来る時が来たってやつだろ。ほら、行こうぜ」
ロスト 「……僕、は……」
アルテ 「迷ってる時間はなーい！」 どんっ！ 押し込むよ！
ルシエル 「ここまで来て戸惑わない！」 一緒に押す(笑)。
ロスト 「…っ！？」 もろにつんのめった！
ラウディ 「……ふん」 くくっと笑ってつんのめるロストと一緒に入る。つい、と男性に目をやります。元気そうかな。
ＧＭ すると、奥で横になっていた男性は何故か反応せず、先に大男のほうがきみたちのほうに向き直ります。「ちっ、何を騒いでやがん……ああ？ 何だあんたら、人族かよ。何処から入ってきやがった。ここがどこだが分かってんのか？」
ラウディ 「（小声で）まあな。分かってなかったらこんなとこまで入って来ねぇよ」
ルシエル 「お邪魔してますっ」
アルテ 「人気のないところから、堂々と、侵入したよ？」
ＧＭ 大男「……マジかよ。俺は“風の旅団”のガンスだ。先日、捕まっちまったうちの団長が処刑されるってんで、副団長の指揮で【処刑場】に突撃したんだけどよ。乱戦の中で背後から頭殴られて気絶しちまって……後は見ての通りよ。仲間や団長たちが無事だといいんだがな」
ラウディ おー、そういえばどっかで旅団が戦っていたな。
ＧＭ 大男「俺は昨日、気絶してる間にこの建物に連れてこられて、目が覚めてから散々痛めつけられた後でここに放り込まれたんだ。そのオッサンは前からここに入ってたんだが、なんか具合悪そうだぜ。話はできるみてえだが、昨日からずっと寝てんだ」
ラウディ 「……病気なのか」
ロスト 「ルー、ズル……っ」
ルシエル 「ほむ……たぶん大丈夫かな。治してあげる。おじさんもね」
ＧＭ 大男「そりゃありがたいな。ま、ぼーっとしちゃいるが、話しかけりゃ反応はすんだ。知り合いなら声かけてみなよ」 大男は肩をすくめるような仕草をしつつ、道を開けるように横にどきます。
ラウディ 「ほれ」 ぽん、とロストを促そう。
ロスト 「ぁ…」 ふら……と、押されるままに近づきます。「ルーズル、……」
ＧＭ 傷跡のために一見して受ける印象こそやや違っていますが、ロストが最後に見てから３年程度ですから本来の容貌に大きな変化はありません。間違いなくルーズルさんです。ブラッ○ジャ☆クではありませんが、半面に裂傷を縫合したような傷跡があり、３０代後半～４０代と見える落ち着いた雰囲気の人間の男性ですね。ぼんやりとしていましたが、声をかけると次第に目の焦点が定まっていきます。
ロスト 「……っ」 息が詰まる。「……、ルーズル…、……すまない…すまなかった……こんな……」 ぽた……ぽた、と。雫が落ちます。
ＧＭ ルーズル「（目を細めるようにして）……イシュ、ヴァルド様……？」 呟くように口を開いたのが意識を覚醒させたのか、次第に彼の眼は落ち着いた、しかし強い意志の力を感じさせるものへと変わっていきます。
「その、お顔は……（首を振り）いえ、今はそれよりも。何故、何故このようなところにいらっしゃるのです……！ まさか、忍び込んで来たのですか……！？」 頭の働きは鈍っていないようで、訴えかけるように声を出しますが、ちょっとだけ苦しそうかも。ロストの知る彼からすると、いくぶん激しい口調のように思えますね。
ロスト 「む、無理をしないでくれ……すぐに助けるから。当然のことなんだ、だから……」 なだめようとしていますがロストの方も平静ではない感じで。
ＧＭ ルーズルは「それは私の言うことです。なんと無茶なことを……。今からでも遅くはありません。どうぞ、すぐにお逃げください。入り口の鍵はどうされました……？」 と焦った様子ながらも必死に考えを巡らせているような表情で答えます。
アキラ 「逃げるのはいいけど、そのときは一緒にね。（つんつん）ルシエル、回復回復」
ルシエル 「ロストお兄ちゃん、話してもいいんだよね？ 元気ないなら治せるか試してみる」 しゃがんで見てた。
ロスト 「頼む……」 片手で目元を覆いつつ、ルシエルに頼みます。
ラウディ 「ふん、こいつは一人で来たわけじゃないぜ。だから逃げ出す必要はねえよ。こっちの旅団のおっさんも、アンタも一緒に出るぜ」
ＧＭ ガンス「そう言ってくれると助かるな。ここから出られるなら、牢獄の出口まででも一緒に行かせてもらえりゃありがてえ」
アルテ 「うん。おじさんも一緒に行こう？」
リンダ ガンスさんと話し込んでおこう。やっと見つかった風の旅団への顔つなぎ！
ルシエル ＧＭ、ルーズルさんは病気でもあるのかな？ その場合治療も必要だよね。とりあえずＨＰは【キュアウーンズ】で。
ＧＭ あ、【キュア・ウーンズ】はルーズルが止めます。見たところ、ルーズルは傷ついている様子はありませんが、何らかの理由でひどく衰弱しているように見受けられますね。
ロスト 「ルーズル……？」
ＧＭ ルーズル「……あなた様は、神官殿ですか。慈悲を頂けるのはありがたいのですが、私は負傷しているわけではありません。この牢獄の蛮族に魔法をかけられてから、身体が思うように動かなくなったのです」
ルシエル 「呪いを……？」
ロスト 「何て、ことを……っ」
ルシエル 「リムーブ・カース……解呪の魔法を試してみようか」
ＧＭ 魔法であれば【アナライズ・エンチャントメント】で詳細を知ることはできるかもですね。魔法だろうと何だろうと呪いであれば【リムーブ・カース】で解除可能ではあるでしょう。魔法が病気を与えるものなのか、呪いなのか、その辺りはまだ分かりません。
ロスト 「……少し、見せてもらえるか。『万能なるマナよ。彼を蝕みし魔法を詳らかにせよ』」 こないだ覚えたから、【アナライズ・エンチャントメント】をかけてみる。（ころころ）達成値は２３。
ＧＭ それなら分かります。ルーズルには操霊魔法系統の呪いがかかっていますね。時間をかけて対象を弱らせるもので、現在最大限まで効果が発現しているようです。命に別状はありませんが、ルーズルはＨＰの最大値が下がり、一般人並みに能力が落ちている状態。【リムーブ・カース】か《ワードブレイク》で達成値１９を得れば解除できますが、呪いが解けたからといって、すぐに衰弱が回復するわけではないようです。
ルシエル 達成値……１９は厳しい。まあやってみるね。
ロスト 知力の指輪ある？ ないなら貸すから試してみて。
ルシエル では指輪を預かっていそいそとはめて。頭悪いなりに頑張ってみるよッ！ （ころころ）１９は無理でした！「くぅ……弾かれた」
ロスト 「……いや、ありがとう」
ラウディ 「連れ帰ってなんとかするしかねぇだろうな」 肩を貸して連れて行こうか。
ロスト 「ああ、少なくとも今すぐに命が失われるようなものでも、ここから出られないものでもないようだ」
ルシエル 「何度だって挑戦する……ここで諦めないのがグレンダールよ！！」
ＧＭ ルーズルさんは「私を連れていては逃げられるものも逃げられなくなってしまうでしょう。どうか、このまま私を置いて脱出しては頂けませんか……？」 と駄目もとだけど、言わずにはいられません、って感じで言ってきますが。
ロスト 「それは承伏できない、ルーズル。……どうか、生きて欲しい」
アルテ 「ここに来た目的だもんね」
ラウディ 「今アンタに出来る最善手は、俺達を信じて任せることだ。……話の続きは落ち着いてからな」
リンダ 「ほら、外出るわよ。急いで」
ロスト 「……皆が、手伝ってくれているんだ。だから、大丈夫。これも……貴方が教えてくれたことだ。……行こう」
ＧＭ そう言われるとルーズルは「……お変わりに、なられましたね」 とロストに向けて呟き、ゆっくりと立ち上がります。
ロスト 「っ……貴方の、おかげだ」 また泣きそうになって、フードを引き下げました。
アルテ 「強くなったもんね、でも泣き虫なのは変わらないよ」
ロスト 「どっ、どういう意味だ……っ。僕は泣いたことなど……っ」
アルテ 「うそつきー」 くすくす。「でも、それでいいと思うよ」
ラウディ 「へっ。まぁ、だから今は休んどけ。な。親父」
ルシエル 「とりあえず帰ったらもう一回解呪に挑戦させてね（ゴゴゴゴゴゴ）」
ＧＭ ルーズル「(苦笑して)はい。もっとも、どうか危険なことはお控えください、という忠告だけはお聞き頂けなかったようですが」 そう言うと、ラウディの肩を借りて歩き出しましょう。ラウディの親父呼ばわりは普通の呼びかけと受け取った模様。
ロスト 「……っ」 ギクリ(笑)。
ラウディ うみり。こちらも今はそれ以上何も言わぬ。
リンダ 「しっ、そろそろ静かに。脱出よ」
ラウディ 外へいくぞ！
ＧＭ では、シリアスに脱出してもらいましょう。ここでルーズルとガンスが同行者となり、★★を進呈します。
ラウディ げぇ、出口にドレイクが！ 伏兵だー。
リンダ ひけ、ひけーい、蛮族の罠だー！
ルシエル シリアスシリアス(笑)。
ＧＭ はいはい。ではここで、脱出と帰還までについて。ルーズルの扱いですが、平時は誰かに肩を貸してもらえれば普通に移動することができます。極端に衰弱しているため、行為判定は基本的に平目ですが、隠密判定のみ自動的に成功します。生命・精神抵抗力は共に１０で、防護点は０。ＨＰは最大値ごと３６まで落ちています。
戦闘中は独立したキャラクターとして扱われるものの、手番自体が存在しません。彼を移動させるためには同じ位置にいる誰かが自分の手番で一緒に移動してやる必要があり、かつ可能な移動手段は移動力半減の「通常移動」に限られます。
ロスト 戦闘が起こったらルシエル辺りに預けておくのが良さそうですね。もしくは前に出ないならリンダ。
リンダ 敵によるね。
ＧＭ では、牢獄からの脱出です。行きと違って、聞き耳でタイミングを図れないので、巡回とバッタリ出会うかは完全に運次第。入り口をバタンした瞬間２ｄして、６以下だったら外を巡回している「手練れの」蛮族と遭遇です。準備できたらどうぞ。
ラウディ 幸運だってぇ。これは作戦などないな。まあ気合を入れるかのう。
リンダ ハッハッハ。任せた！
ラウディ これが運命を切り拓くダイス！（ころころ）７、どうだこの無駄のなさ！
一同 おおお。
ＧＭ バタン！ きみたちは牢獄の扉を開いた！ ガラーン！ 視界内に蛮族の姿はない！
ラウディ 「走るぜ」
ロスト 「ああ……っ」
ＧＭ ガンス「さすが、ツキも大したもんじゃねえか。いくぜっ！」
アルテ 「おいっちにー、おいっちにー」
ワンダリング・イン・ザ・フォッグ ２７日目「夕方」【牢獄】からの移動
牢獄から無事脱出した一行は、少し離れた区画まで走り、一息つきます。
ＧＭ きみたちはしばし倉庫街を走り、なんとか追っ手に追いつかれないだろうところまで到着することができました。ここでお知らせが２つ。
ラウディ 「っし。ここまで来りゃいいだろう」
ルシエル 「３日分の体力使い切ったような気がするぅ……」 ぜぇぜぇ。
アキラ 「流石に疲れた……」
ＧＭ ガンス「ありがとよ。あんたらのおかげで何とか命を拾えた。俺はここで別れるとするが、この恩は忘れねえぜ」
ラウディ 「いいさ。それよりもドジ踏むなよ」
リンダ 「“スエラの炎”をよろしくね。詳しくはここに来てね」 画面下のほうを指差します。
ルシエル テロップが流れてます。
ロスト テロップ(笑)。
アルテ 「おじさん、一人で大丈夫？」
ラウディ 「なんなら仲間のトコまで一緒に行くかよ？」
ＧＭ ガンス「心配すんな。逃げるだけならなんとでもなるさ。あんたらこそ気をつけろよ。もし機会があったら【追いはぎ小路】ってとこに来てくれ。俺の名前を出せば悪いようにはならねえはずだ」
リンダ 「ありがとう！」
アキラ 「わかった、そっちも気をつけて」
ロスト 「……」 無言で頷く。
ＧＭ と、いうわけでガンスさんは路地に消えていきますね。ここでタイムバンドは「夕方」に以降します。で、２つめのお知らせ。
アルテ 何でしょう。
と て も ふ か い き り が で て き た よ 。
ルシエル ぎゃあああ、霧だー！
ロスト この局面で霧は嫌すぎる(笑)。
ラウディ 「コイツは……」
アキラ 「げ、こんなときに」
アルテ 「アチャー」
ＧＭ これは、迷いの霧です。霧が発生している間は、移動の際に進行方法を選んでから１ｄします。出目がそれぞれ東西南北○○に対応、○は狙った方向です。なお、「一歩飛ばし」の移動はできません。
ロスト このまま【牢獄】のブロックに留まるとどうなりますか？
ＧＭ ルール的には、このtbの移動でこのブロックに移動してきた扱いになりますね。実際には移動しないんだから迷いはしません。なので「霧が晴れるのを待つ」は選択肢にはなりえます。この【牢獄】がランダムイベントのあるブロックであれば、それは発生しますが。
リンダ ふむふむ。
アルテ とはいえ、さすがに牢獄からは離れておきたい気もする。
ロスト んー、この位置なら東以外は実は悪くない……、のかな？ ちなみに南が壁ですが、そっちに行ったら？
ＧＭ 南が出たら、他の３方向からランダムにしましょう。
アキラ 当たりに賭けて移動してみる？
ロスト ランダムイベントも最近物騒だしね……移動してみましょうか。
ラウディ そうするか。
ＧＭ では、移動しようとする方向を宣言した後、１ｄしてください。今度はアキラにお願いしよう。
アルテ 西を狙いつつ、ですよね。（いっころ）３。
ＧＭ 南。続けて１ｄ３してみて。
アキラ （いっころ）２です。
ＧＭ 西ですね。おめでとう、【キルヒア神殿跡】に移動します。
アキラ やった！
ラウディ さすがじゃ。
ＧＭ しかし、ここはランダムイベントが発生しますよ。いつも通り１ｄを振り足していってください。
ここでは戦闘につながるイベントが発生。神殿跡付近で浮民狩りを行っていた上位蛮族たちと遭遇し、戦いになります。ドレイク、ミノタウロス、ライカンスロープ（ワーグリズリー）というグループ相手に先手を取られてしまい、リンダとラウディがかなりの傷を負いますが、敵を殲滅する必要がない戦闘では必殺となるロストの【スリープ】がまたも炸裂、後方に下がっていたドレイクを他のメンバーが倒し、切り抜けます。
ＧＭ やはり寝たままの奴らは放置で、神殿跡もスルーと。では、２７日目「夜」【キルヒア神殿跡】からの移動です。霧発生中。
ロスト まだ霧……？
ＧＭ 霧が晴れる様子はありません。
アルテ 実はルーズルが霧発生装置(笑)。
アキラ ええーっ！？
ＧＭ なるほど。
ロスト そんな馬鹿な(笑)。
アキラ 「全然晴れないなー」
ＧＭ さっきと同じく、移動方向を決めて１ｄでございます。霧が晴れるまでにどこまで消耗させられるかな……(笑)。
ルシエル ひーっ！
アルテ でも仕方ない、強行突破だー！ 北に移動します。おりゃー！ （いっころ）１！
ＧＭ 東。
アルテ ぶっ(笑)。ごめーん！
ロスト 仕方が、ない……(笑)。
【牢獄】のブロックへ逆戻りする一行。さらにここからは時間帯が遅くなったために遭遇チェックが入り、案の定、人族の強盗に襲われてしまいます。結果として無事に撃退したものの、この戦闘は４ラウンドに及び、一行の消耗具合は次第に深刻な域へ突入していきます（ロスト やばい、もうＭＰが一桁しかない。 ラウディ このまま霧が晴れないと死ぬな(笑)。）。
この後、彼らはもう一度【キルヒア神殿跡】と【牢獄】の間を往復してから今度は北にある【処刑場】に到達（迷い込んだとも言う）。リンダがなんとか【鮮血城】への道を探しあてたのは、２８日目「昼」のことでした。丸一日以上行動しっ放しだったため、睡眠不足による行為判定へのペナルティ修正まで発生しています。
ルシエル ようやくここまで来たー！
ラウディ 懐かしの鮮血城じゃ。
リンダ 鮮血城で休んでいこうぜ！
ＧＭ ところが、どっこい。このお城はきみたち以外の部外者を連れたままでは入れてくれないのです。
ラウディ な、なんですと。
ルシエル ああ、ユリアちゃん人見知りだから……。
ＧＭ そう、前回クリスを連れて入ったときに、マーサさんに釘を刺されたのを思い出してみましょう。アデさんとマーサさんはユリアの存在が周囲に知れることを危険視しているのです。自力でユリアのところに到達してしまったきみたちについては今までお目こぼししてくれていましたが、きみたちの行動がユリアに害を与えると判断すればその限りではありません。無論、彼女らと諍いを起こすリスクを甘受するなら強引に、あるいは小手先の工夫で乗り切ろうと試みることは可能ですが。
リンダ そうかー、それは厳しいな。
ロスト 釘を刺されたのは覚えてます。なので、入るときにルーズルを寝かせてなら平気かなー、と思ったんですが。
アルテ 小手先は通用しないかー。
ＧＭ ただ、休息は取れませんが裏技的な方法として。<ギュスタフのベル>でアデさんを呼び出すときにルーズルを連れていなければいいわけですから、交代で城の外に待たせたルーズルを守り、その間に半数が４Ｆのお風呂の機能を使って<魔香草>などで回復することは可能です。
ルシエル ふーむ。仕方ないね。
ロスト ルーズルを変装させるとかも考えましたが、見破られそうだし、基本騙すようなことはしたくないし。
リンダ 背に腹はかえられますまい。姑息なことをしても多分ろくなことにならない。ここはちょっとずつＭＰを回復させて、移動でいいでしょう。目的地は隣ですし、霧の街はそこまで甘くないということですね。<魔香草>はこちらの手持ちのもので？ ３つ持ってる。
ラウディ ですな。
ＧＭ 手持ちのものでお願いします。お風呂効果でレンジャーボーナスは＋７。入浴した人全員が効果を受けることができます。
アルテ 素直に無理のない範囲でいきましょう。男女に分かれて１回ずつ。ロストお兄ちゃんのＭＰがほとんどないから、男性陣でもう１回。
リンダ それでいこう。押せば命の泉沸く♪ 回復量振るよーっ。
一行は交代でお湯をいただき、ＭＰを回復。睡眠不足によるペナルティこそ消えないものの、もう１戦ならなんとかこなせる程度まで持ち直します。
ＧＭ フフ、これで遠慮なくボスを出せるな。もともと遠慮する気などなかったが。睡眠不足のことはきれいさっぱり忘れるとしよう。
ラウディ なんか邪悪なことを言っておるぞ。
アキラ こわいよー。
リンダ 睡眠ペナはかなりやばいのう。
ＧＭ では、皆さんきれいになったところで、【明かりの灯る館】へ？
リンダ いきましょう！
ラウディ 移動ですな。西へ！
ＧＭ 了解。では２８日目「夕方」。移動を始めると、次第に霧が晴れていきます。どうやら、迷わずに帰れそうです。
ルシエル 「あ、ちょっと明るくなった……？」
ラウディ 「……晴れた、か？」
ロスト 「……その、ようだな」
アルテ＆アキラ 「やっと晴れたー！」
リンダ 「これで帰れるかしら。でも、油断は禁物ね」
ＧＭ しばらく移動すると、【明かりの灯る館】が見えてきます。が！ ここできみたちの歩いている通り、その右手からゴガッ、ガラララ……という音が聞こえます。
ラウディ 「相変わらず油断はできねぇな。ちっ、何だ……？」
アルテ 「何のおとー？」 そっちを見るよ！
ＧＭ 視線を向けると、１５ｍほど先でブロック塀が崩れており、粉塵が舞い上がっているのが見えます。そして粉塵の向こうから何か大きな、黒い影が現れようとしている。この時点でならルーズル含めて隊列整えてよろしいですよ。踏み出す人が３ｍ、後退する人が２ｍ移動して５ｍ以内ってところで。
ラウディ＆リンダ 踏み出し！
アキラ 後退……いや、距離を考えると下がんないほうがいいのか。
アルテ わたしも動かないままでいよう。
ロスト １５ｍ、か。１ｍだけ下がっておこう。アキラもアルテも、制限移動２回で１０ｍまで詰められるから、少しでも乱戦に巻き込まれないように１ｍ下がっておくといいよ。
アキラ＆アルテ はーい。
ＧＭ 了解。粉塵を抜けて現れたのは、どうやら飛竜のようです。以前に空から落ちてきた死体よりやや大型ですが、目が虚ろでどこか挙動もおかしく、何らかの精神効果によって操作されているように見受けられます。【サニティ】などで解除できるか、上から別の精神効果がかかるかは不明。そして飛竜の後ろから、瞳に邪悪な知性を湛えた四足の獣が現れますよっと。知名度９／１５と１４／１８で魔物知識判定してみてください。
ロスト （ころころ×２）やはり弱点は抜けんか。
どちらも知名度のみ突破。飛竜はルールブックⅢ-P275、ワイバーン。黒っぽい体色で炎を吐く、フレイムワイバーンと呼ばれる種類ですが、「打撃点＋２／防護点±０」タイプの＋１レベルで、全身に「炎無効」が追加されています。
そして四足の獣はルールブックⅡ-P287、予言の獣と呼ばれる幻獣ジィと判明しました。神聖魔法、妖精魔法をそれぞれ７レベルで使う、なかなかの強敵と言えるでしょう。
リンダ 「うわあ、厄介ね」
ＧＭ ジィ「小さき命、か弱き命。死を統べたる神に捧げ祭り給う。……贄と為せ」 ジィの呼びかけに応えて飛竜が翼を広げ、臨戦態勢を整えますよ。
ラウディ 「……何言ってんだか分かんねぇ」 斬れば同じじゃー。
ルシエル 「死を統べたる……って不死神かッ！！（ぶち）」
リンダ ルシエルがキレた。じゃあ、イニシアいきますか！ （ころころ）１５じゃ足りない、指輪粉砕！
ＧＭ はい、おめでとうです。そちらが先手。
このワイバーンは回避力が高く、睡眠不足のために能力に制限がかかった一行では安定したダメージを出すことは困難です。まずはルシエルが炎のブレスに対抗するため、【フィールド・レジスト】を展開（ルシエル「グレン様の加護により、炎を防ぐ壁を！」）。次いで、命中率を高めるため、ロストが《魔法拡大／数》《魔法拡大／確実化》を併用してワイバーンの胴体と右の翼に【パラライズ】を行使します。
ロスト 「……捕縛する！」 抵抗抜いたぞ。
ＧＭ しびしび。回避値が胴体１６、右翼１５に「飛行」まで落ちました。
ラウディ これならば！
アルテ わたしは《魔法拡大／数》で【シュートアロー】を胴体と両方の翼へ。行使判定は３回に分けて、（ころころ×３）大丈夫。
ＧＭ サクサクサク。ダメージどうぞ。
アルテ （ころころ）胴体に１５点、（ころころ）右翼に１２点、左翼が（ころころ）アッー！
リンダ （経験点）５０点！
ＧＭ ３倍掛けにしといてよかったね。
アルテ 否定できない(笑)。手番終わりです。
リンダ アキラの手番ですね。【ショットガン・バレット】をお願いします！
アキラ うん。ワイバーンから１３ｍのとこまで歩いて〔異貌〕【キャッツアイ】【ショットガン・バレット】。ジェザイルでワイバーンを撃ちます。（ころころ）むむ、１５……。
ＧＭ ちなみに、睡眠不足によるペナルティが－１ありますよ。それが今の判定に反映されてたかな。
アキラ あ、反映してない！ このままだと当たらないか。どうしよう、指輪割ったほうがいい？ 翼にしか当たらないともったいないかな。
ロスト ここは重要でしょう。翼を落とさないと、延々当たらないのですよ。
リンダ 回避を下げないと、全滅が見えますね。
ラウディ 割りどころかなとは。
アキラ 分かった。じゃ、ぱりん。ダメージは１４点です。
ＧＭ う。すごく痛い。推測値で胴体が残り２１点、右翼があと１３点。
ラウディ 行くぜ。移動して飛竜に乱戦宣言。【キャッツアイ】＋【マッスルベアー】つけて右翼に攻撃だ！ １７で当てて、２０点！
ＧＭ まだ落ちぬ！ <剣の欠片>に突入して、推定ＨＰは－２点。
ラウディ 「少し浅ぇか！」
リンダ くう、まだ落ちないのか。こっちも落ちる覚悟で行くしかない。【キャッツアイ】＋【ガゼルフット】で、右の翼に攻撃。１２点！
ＧＭ （惜しい、あと１点）７点通し。ＨＰ－９でまだ立ってる。
ラウディ ちっ、頑丈だな。
ＧＭ それでは、反撃いきますぞ。
魔物の手番。まずはジィが制限移動で乱戦エリア内に踏み込みます。彼は戦闘特技《鷹の目》を習得していないため、乱戦に巻き込んでくれれば後衛を範囲攻撃魔法で狙えたのですが、ロストが気づいて無視されてしまったので【バトルソング】でワイバーンを支援する作戦に変更。
フレイムワイバーンは錬技を使いつつ、ラウディとリンダにブレスを吐きかけ、「テイルスイング」も重ねて大きなダメージを与えます。【バトルソング】で強化された翼の攻撃がリンダに向かうと気絶は間違いなしでしたが、知能が低いためランダムに対象を決定すると両方ラウディ。ガンガン命中させて削っていきますが、ＨＰ７０の壁はさすがに分厚く、ラウディはこの猛攻に耐え切ります。
リンダ ふぅ、生き残れた。
ラウディ まだやられねぇぜ。
ロスト まずは回復が必須ですね。
ルシエル うん。前進しつつ、リンダとラウディに【キュア・ハート】。リンダに（ころころ）あ。
リンダ ピンゾロ！ よくある、気にするな(笑)。
ラウディ あるある(笑)。
ルシエル ＰＬ、マジ固まった……orz。ラウディには発動して、１７点回復。「この侘びは切腹して……」
アルテ 「ノー切腹ー！」
リンダ では、右翼に攻撃します！ 死んでも当てねば。（ころころ）指輪を割って１７！ クリティカルして１５点です。これはいったろう。
ＧＭ 右の翼、ダウン。
リンダ よし！「ルシエル！ 勝つことを考えて！ 弱い気持ちになったら、負けるわよ！」
ラウディ 「ヘッ、調子出てきたじゃねぇか！ ルシエルも、凹んでる暇はねぇぜ」
ルシエル 「う、うん……」
アルテ 「大丈夫、怪我はわたしが治すよ！ 妖精さーん！」
アルテが【ブライマリィヒーリング】を拡大し、リンダとラウディに回復を重ねます。ロストは、フレイムワイバーンの近接攻撃の命中値が到底避けられない世界に突入したため、アキラだけでなくラウディにも【ファナティシズム】を飛ばして援護しますが、ラウディの分はピンゾロで発動せず。出目が荒れています（ロスト くぅ、申し訳ない……(笑)。 ラウディ 大丈夫、俺は自力で当てるぞう。）。
これは危ないかと思われましたが、アキラは【ターゲットサイト】＋【クリティカル・バレット】の連射、ラウディはツーハンドソードでの斬撃を胴体に集中し、宣言通り命中させてこれを沈めます。予想より少し早い。
ラウディ 「おらぁ！！」 今回も２１点だ！
ＧＭ ぐ、それでフレイムワイバーン撃沈。
リンダ よし、まずは一匹！
ロスト よっしゃー！ でもこれで間違いなく攻撃魔法が来る。皆、もう少し頑張って！
ＧＭ その通り。ジィは《魔法拡大／確実化》を宣言して、３倍掛けの【カオスブラスト】！ 後方のアルテを中心にアキラ、ルシエルも巻き込むぞ。達成値２０！
アルテ＆アキラ＆ルシエル 精神抵抗で２０なんて出ないって！
とはいえ、１体になってしまえば手数が追いつきません。今度はきっちりと発動したルシエルの【キュア・ハート】で一気に回復され（ルシエル「お願い、もう一息頑張って！」 ラウディ「おうよ！」）、怒涛の反撃を受けてしまいます。さすがに１ラウンドでは落ちず、再度の【カオスブラスト】でも達成値２０を叩き出すものの、４ラウンド表でリンダの〔剣の加護／運命変転〕までつぎ込んだ攻撃がクリティカルし、ジィは倒れました。
ＧＭ ジィ「儚き、命……（ガクリ）」 さすがに耐え切れません。ジィの瞳から光が消え、ゆっくりと崩れ落ちます。
ルシエル 「不死神の使徒が儚きって言うな」 びし！
リンダ 正直、生き残れる気がしていなかったが……全員生還！
アルテ＆アキラ やったー！
ＧＭ おめでとう、戦闘終了です。【明かりの灯る館】にたどり着いたことで、★を獲得します。戦利品は済ませておこう。
アキラ 「はー、やっと戻ってこれた」
リンダ 「みんなが頑張ってくれたおかげよ！」
ラウディ 「やっと休めそうだな」
ＧＭ 今日は時間も遅いので、館のシーンは第８話に回しましょう。経験点を配布しますね。
一同 はーい！
●ミッション経験点：★★★★★ ★＝１２００点
●倒した魔物(経験点)
[5LV]ボガードトルーパー×１（50)
[5LV]腕利きの傭兵×３(150)
[5LV]暴走オックスの追いはぎ×１(50)
[5LV]暴走馬車強盗×１(50)
[6LV]フォルミカソルジャー×２(120)
[6LV]ドレイク×１(70)
[7LV]ミノタウロス×２(140)
[7LV]練達の魔法戦士×１(70)
[7LV]ジィ×１(70)
[8LV]ボガードコマンダー×１(80)
[8LV]バジリスク×１(80)
[8LV]ワーグリズリー×１(80)
[8LV]フレイムワイバーン×１(80)
●モンスター経験点：１０９０点
●総獲得経験点 ：２２９０点
●獲得した剣の欠片：８個（フレイムワイバーン）
●入手したアイテム：ルーズル（ぇ
ロスト アイテム(笑)。
リンダ 「どうぐ」→「すてる」→「ルーズル」
アルテ 捨てちゃダメぇー！
ルシエル 「みんな無事でよかった……」 ぽてり。ぐぅー……Ｚｚｚｚ。
アキラ 「ルシエル、ここで寝ちゃダメだ！」
ＧＭ ルーズル「なんとか……戻ってこれましたね。随分と世話をかけました。申し訳ない。そして、ありがとうございます」 少し困ったような表情でルシエルを見たりしつつ、お礼言って。
ロスト 「……」 そっとフードを下げておく。まだ微妙にどう話していいか分からないから。
アキラ 「無事だったから、いいんだよ」
ラウディ 「……ふん」 ルーズルを見て、小さく笑う。どこか穏やかに。
ＧＭ ルーズル「あなた方がサンドリーヌ様と既に知り合っていたとは、驚く限りです。サンドリーヌ様にもご心配をおかけしてしまいましたね……」 淡い微笑みを浮かべながら、館を見上げる、呪われ中ルーズル氏でありました。
ルシエル あとで呪いを解いてあげないとなあ。リベンジ……(笑)。
リンダ ラウディの男パワーを分けてもらうのだ。
ＧＭ では、第７話はこれにて終了です。皆さん、おつかれさまでした！
一同 おつかれさまでしたー！
ＧＭ 次回から、再び自由探索に近いパートに入っていきます。そろそろ行きたいところもあるだろうしね。次回予告としては、『霧の街一の豪商』が登場しますよっと。買い物の幅も広がる予定なので、能力値の成長も含めて方向性を考えてみてください。では、また再来週！
リンダ おつおつ、です！