第1話「ミストグレイヴに潜入せよ!」


GM さて、それじゃ始めるとしましょうか。今日から、ミストグレイヴ霧墓組、本格稼動です。みなさん、末永くよろしくお願いします(三つ指つき)。
リリー よろしくおねがいしまーす!
バイス よろしくお願いいたします。
ラファル よろしくです〜。
GM 前回、オープニングの導入部分はやっちまったわけですが、開始が遅かったのとグダるの覚悟でのんびりロールプレイしてもらったんで、まだ残っております。今日はオープニング後半をぱっと片付けて、ざくざく本編に踏み込んでいきますよっと。
レイオス 了解です。
GM では、ここであらためてPCの紹介をしてもらおうと思います。簡単なもので構わないので、順番にお願いしましょう。じゃ、ミカちゃんからでいい?
ミカエラ ういっーす。

 ■ミカエラ(シャドウ/女/15歳)の場合

ミカエラ 私はミカエラ。ミカエラ・サルヴァトーレ。本名は覚えてないけど、私を助けてくれたおじさんがこう名づけた。
GM 拾われっ子だったんだ。
ミカエラ ルキスラの田舎町にこっそり住んでいたんだけど、蛮族に襲われて冒険者のおじさんに拾われたの。家族というか同族には残念ながら会った記憶がない。
GM ミカエラは北の大陸から渡ってきたシャドウの1人でしたね。ルキスラ帝国のあるザルツ地方ではまだまだ少数勢力の種族です。
ミカエラ そ。移民だったんだけど家族は死んだかどうかわからないけど、離れ離れになっちゃったんです。残念なことにおじさんも私も頭が悪いので、生き残るために戦士になることを選んだ。で、15になったんで独り立ちのために冒険者としてみんなとPTを組むことにしたんだ。戦士と斥候、狩人としての訓練をおじさんから受けてます。
GM 生き残ることに特化している感じですね。そうか、レンジャーだから鎧が毛皮程度なんだな。
ミカエラ うんうん。ハンマーに全額叩き込んだ(笑)。
GM ありがとうございました。では、続いて……(見比べ)レイオス、お願いできるかな?

 ■レイオス(人間/男/18歳)の場合

レイオス ダーレスブルグ公国出身のレイオス=ジールギルス。密偵生まれのグラップラーです。実はミカさんとかぶるんですが、まだ小さい頃に故郷の村が蛮族に襲われ、その時騎士さんに救われました。
GM ダーレスブルグ公国は『橋の街カシュカーン』を北端とする、テラスティア大陸最北の国ですね。蛮族が支配するレーゼルドーン大陸南部を開拓中で、頻繁に蛮族と衝突しています。
レイオス その助けてくれたのがダーレスブルグの騎士だったわけで、それ以降、別に直接救われたわけでもないのにマグダレーナ将軍を一方的に尊敬してます。思い込みが激しいんですね。なんで騎士を目指さなかったのは不明w
ミカエラ そこは目指せよw
バイス まったくだw
GM いかにもな感じですね。なお、マグダレーナ将軍は<姫将軍>の異名を持つ上級貴族で、ダーレスブルグ公国軍の1軍を率いている美人さんです。21歳独身。公国市民の9割は彼女に憧れているので、レイオスのような若者は別に珍しい存在ではない……かもw
レイオス 美人ですしね。挿絵がw
GM ありがとうございました。続いて、バイスちゃんいけますか。

 ■バイス(ナイトメア/女/24歳)の場合

バイス あたしはバイス。幼少期にかなり怖い体験をしたことがあるんだけど、それがきっかけで記憶を失ってるの。でも、それがなんだったかもわからないんだよね。
GM 出生の謎ェ……。
バイス その時、誰かに助けられたみたいなんだけど、それが誰かもわからないし、家族がいるかもわからないんだ。
GM ひょっとしてキャンペーン中に判明しないとも限らないので、覚えておきましょう。ともかく天涯孤独だったわけだ。
バイス そんな感じでw 気づいたら一人だったわ。まあ、今となっては隣に住んでるレイオスをいじって遊んだりと、こんな気ままな暮らしが気に入ってるんだけどね。
レイオス いつの間にか隣人に!ww
GM ご近所さんだったから最初に声かけたんだな。まずは仲間から……ってw
バイス レイ君の頼みじゃ、力にならないわけには行かないわねぇ♪ってね。そんな感じの妖精使いです。補助真語というセレブリティ。ラミアになったことをいいことに隙あらば吸血という名のキスを狙ってる。うん、こんな感じかな。
レイオス 本人知らぬ間に設定が増えていくw
GM バイスもレイオスもいろいろと危ういところがあるからなあ。助け合いながらいろいろ育んでおくれ。じゃあ、もうひとつのコンビに視点を移そう。ラファル、お願いします。

 ■ラファル(エルフ/男/15歳)の場合

ラファル オレはラファル。王になる男だ。
GM 力強い断言来た(笑)。
ラファル 親の顔は知らない。孤児として路地裏で暮らしていた時、ラーリス教団に拉致されてな。ラーリス教団の占い師に「この者、王になる」と言われ、操霊魔法や召異魔法、さまざまな知識などを教え込まれた。だがその後、そのラーリス教団はライフォス神殿の強襲を受けて壊滅。オレはどさくさに紛れて逃亡して、そのまま冒険者になったんだ。
GM まあ、時間の問題だったかも。保護されなかったのは幸運だったのか不運だったのか……。
ラファル 「人族も蛮族も魔神もすべてオレの足元にひれ伏すのだ」と、大言壮語を吹いている。チンピラ的に。
GM ……幸運だったようですねw その夢が実現するかどうか、ひとつ力試しといきましょう。
ラファル おぃさー!
GM デーモンルーラー/コンジャラーという構成も目新しい。活躍に期待します。じゃ、続いてそのラファルにひっついてきたフィーたん、トリをよろしく。
リリー はーい。

 ■リリー(フィー/女/15歳)の場合

リリー こんにちは、あたしリリー! フィーの剣の舞手だよ!
GM 新種族ウェルカーム!
リリー 今、あたしたちの千年祭が始まって、里から出てもいいことになったの。昔、本で読んだようなかっこいい冒険をこの目で見て、みんなに聞かせてあげる語り部になりたいんだけど……ラファルに会えて、それも実現できるかも。だから毎日楽しいんだ!
GM フィーの千年祭とは、世界中から<物語>を集めて祖霊たる<トーテム>に捧げるためのフィー特有の儀式にして一大イベント。1000年に一度と言われるお祭りです。リリーは、より面白い物語をこそ冒険の目的としているわけだ。
リリー という感じの、フェンサー/スカウト/フェアリーテイマーでいきたいと思ってます、よろしくー。
GM というわけで、ラファルは王になる過程で血肉沸き踊る大冒険を繰り広げなければいけません。でないと……どうなるのかは、分かりませんが。
リリー ヤンデレるかも。
ラファル ふふふ、のぞむところだ(にやり)。
GM こんな5人とGMの6人7脚でミストグレイヴの冒険を進めていきます。最初は喋りまくるのも大変でしょうが、徐々に慣れていっていただきましょう。それじゃ、早速オープニングの続きね。
一同 はーい。


  〜オープニング〜

 遺跡の最奥に仕掛けられた罠に掛かり、全滅の危機に瀕していた一行は、偶然発見していた謎の薬品を口にすることで九死に一生を得ました。
 しかし、その代償として肉体が蛮族へと変化してしまい、薬品に拒絶反応を起こしたらしいリリーは、再び生命の危機に陥ります。
 ひとまず遺跡を脱出しようとした一行の眼前に現れ、秘薬<バルバロスブラッド>の正体を明かした謎の男たち、そのリーダーであるところの隻眼のナイトメアはこう提案するのでした。

 「その薬を使って俺たちがやるはずだった仕事を、代わりに果たしてくれれば元の姿に戻してやろう」


GM 前回はここまででしたね。ひとまず、きみたちの保護と事情説明のために同行を求めた男たちは、どこからか移動させてきた荷馬車にきみたちを詰め込むと、ルキスラ帝都内の何処かへときみたちを運び込みます。そこについて最初に行われるのはリリーの処置。魔法によって先に彼らの拠点へ引き寄せられていたリリーは、お抱えの操霊術師から魔法の施術を受け、回復しました。ミュータント化によってフィーの擬似的な肉体に生じていた生体維持の不具合を、操霊魔法で生み出した仮想の神経群で繋ぎ直したと思ってください。
ラファル コンジャラーとしては興味深々だな、じっくり見ておこう。
GM 10レベルの操霊魔法に【フィジカル・ギミック】なる、仮想の四肢で肉体の欠損を補填する魔法がありますが、その応用変化形です。これは【ディスペル・マジック】されたりしない系なので、ゲーム的には気にしないで結構ですよ。
リリー はーい。
GM リリーが回復し、きみたちがひと心地つくと、リーダーらしき隻眼のナイトメアは、連れてきたきみたち全員を窓のない広い部屋に集め、暗い目つきで話し始めます。
ミカエラ 「ついでに手も6本にしたほうが便利じゃないかな」
GM/ナイトメア 「冗談はともかく、ひとまず落ち着いたようだな。あらためて、話をさせてもらうぜ。お嬢ちゃんも平気かい?」
リリー 「うん、ありがとう!」
GM/ナイトメア 「まずは名乗ろう。オレはショウン・グラハム。ルキスラの盗賊ギルド『闇夜の鷹』の頭領だ。ここはオレたちの拠点のひとつでね。言っておくが、その姿のまま外出するようなら2分以内に始末するぜ。気をつけな」

 盗賊ギルド『闇夜の鷹』
 ルキスラの夜を統べる犯罪結社。帝国内に数々の支部を持ち、正確で素早い情報網を元に、密輸や禁制品の密売、売春など様々な犯罪に手を染めているとされる。
 一方で、その情報力を対蛮族をはじめとして、帝国の権力維持のためにも行使しており、清濁併せ呑む性格のユリウス皇帝とは持ちつ持たれつの関係でもあると噂されている。
 “隻眼の鷹”の異名を持つ首領ショウン・グラハムは目立つことを嫌う性格で、『必要でなければ』暴力や殺しは最後の手段と考える、『比較的』穏健派の犯罪者であると言われるが、真偽は不明。

ミカエラ 「へえ……(片目のナイトメアって目立ちそう)」
ラファル 「『闇夜の鷹』だって……?」
レイオス 「盗賊ギルドのお偉いさんなんだ……」
GM/ショウン 「ひとまず、お前たちに関する限り、オレたちのことは盗賊ギルドではなく、ルキスラの諜報機関としての『闇夜の鷹』と考えてもらおうか。あらためて、大層な外見を手に入れたお前たちに仕事を頼むとしよう」
GM そう言うと、ショウンは以下のことを矢継ぎ早にきみたちに説明するよ。まずはじっくり吟味してもらおうか。

■ショウンの話

1)きみたちの目的は、「重要な情報:<霧の街>の防空施設について 1)概要/2)魔力供給源/3)伝承/4)制御方法/5)王家の間/6)合言葉」をすべて入手し、人族の領域へ脱出することだ。

2)ミストグレイヴへの潜入は一週間後、『闇夜の鷹』のバックアップの元、“山猫”というコードネームの密偵が手引きをする。詳細は“山猫”に訪ねること。

3)それまでは、この拠点で必要な情報の伝達や言語の座学を受けてもらう。衣食住は保証されるが、外出は許されない。必要な品物の調達は代替する。

4)きみたちの1人に、部位:手の装飾品<密偵の指輪>を渡す。これは一見すると何の変哲もない鉄の指輪だが、トリックアートのように見方を知っている者には一目で分かる模様が掘り込んであり、既にミストグレイヴに潜入している各国の密偵との対立を避けるためのものだ。
 ミストグレイヴ内では、可能な限り常に、誰かがこの指輪を身に着けておくこと。他の密偵と接触できれば、情報やアイテムの交換を行えることも期待できる。

5)依頼を果たせば5万ガメルの報酬に加えて、きみたち全員を元の姿に戻すことを約束する。断った場合の処遇は教えてくれない。


GM/ショウン 「まあ、条件はこんなところだな。中でのたれ死ぬ可能性についてだが、これも教えておこう。お前たちが飲んだ秘薬には、使用者が死んだとき、自動的に蘇生させる効果もある。そう何度もできることではないらしいがな」
ラファル 「ほぅ、面白そうじゃねぇか」
リリー 「あたしも蘇れるの?」
GM/ショウン 「そのはずだ。フィーが服用した例はまだなかったが、お前さんが死にかけたのは秘薬がもたらす“穢れ”を本来得ることのない種族だからだろう。ルーンフォークでも似たようなことが起こったそうでな。一度安定してしまえば、秘薬の効果そのものはすべて発揮されると聞いている」
リリー 「おー、すごい薬だね」
ミカエラ 「そぅ?(どちらかというと呪いぽいな)」
GM/ショウン 「そうそう。望むなら、生還の暁にはお前たちの働きを公のものとするよう口を利いてやってもいいぜ。もし特定の目的があるなら、名声は助けになるだろう」
ミカエラ 「(生還の暁には……か)」
ラファル 「ここで名を売っとくのも得になりそうだ」
GM/ショウン 「坊やは乗り気のようだな。他の連中はどうするね。オレは気の長いほうじゃないが、迷うなら1日くらいは待ってやってもいいが」
リリー 「はいはーい、しつもーん! もとに戻る方法は、分かっているの?」
GM/ショウン 「ああ、それは確かめてある。簡単ではない……少なくともコネも金もない人間には無理だが、ほぼ確実な手段があるとも。間に合えばな」
リリー 「そうなんだ、ありがとうー。あたしは、ラファルがいいならいいよ!」
ラファル 「ミストキャッスルの物語なんざ、普通に旅してたらとても手に入らないもんな」
バイス 「面白そうだし、あたしもいいわよ? ね、レイ君」レイオスを見つつ。
レイオス 「霧の街の攻略は、アソコに近いダーレスブルグ公国の助けにもなる。恩を返すにはいいかもな……俺も異存はないよ」
ミカエラ 「ん〜?(まあ、みんなに任せとくか。難しいの苦手だし)」
GM/ショウン 「ふむ。最後は無口な嬢ちゃんだな。異論は?」
ミカエラ 「『生きていくのは戦いだ』ってサルもいってた(から、どこに行くのも同じようなものだよね)」
バイス 「だそうよ、片目のお兄さん。これで決まりかな?」

 ちなみにサルというのは、ミカを拾ってくれたおじさんの名前だそう。サルヴァトーレおじさんだからサル。

GM/ショウン 「よし、商談成立だ。この<密偵の指輪>を大切にしな。今日はゆっくり休め。明日から必要な知識なんかを教えていく。部屋を用意するから、自分の家と思ってくつろぐといい。生憎、散歩はできんがね」
リリー 「えへへー、楽しそうだね!」
GM それでは会見は終わり。『闇夜の鷹』の手先として密偵のバイトをすることになった皆さん、次の日からお勉強の日々がはじまります(笑)。どこからか怪しげなセージや怪しげなバードがやってきて、まずは言語関連の指導と汎用知識の詰め込み、さらには《ミストグレイヴ》に関する初期情報をガツガツ叩きこんでいきますよ。
リリー がちがちのお勉強は苦手なので、バードに逃げる。
GM 「自分の家と思ってくつろげ」と言われたものの、寝る間も削るほどのスケジュールが組まれています。フィーは最初から少し諦められていて、面白い冒険譚なんかを教材にしているね。
ラファル 「くぅ、これも王になるためか……」 (勉強キライ
レイオス 「勉強は苦手なんだけどなあ……ぶつぶつ」
バイス 「この程度覚えるのにそんなにむつかしい顔しなくてもいいのにー」 スラスラ覚えていく ←知力ボーナス+5!
GM こう見えて、盗賊ギルドというのは教育にも適正があるようだ。内情は厳しかったものの、教師陣の工夫の甲斐あって、一週間が経過する頃にはきみたちは一定の知識を得ている自分たちに気づく。ということで、ここでこの頁をあらためて一読してもらえるかな? ざっとで構わないんで、読み終わったら教えて欲しい。

 数分後……。

リリー 読みましたー。
ミカエラ 力が正義な世紀末仕様なのは理解w
GM OK。では、オープニング最後のシーン。一週間後の夜明け前、きみたちは既にダーレスブルグ公国最北の橋を渡り、レーゼルドーン大陸に到達している。今、きみたちが馬に乗って歩みを進めているのは、とっくに人族の開拓領域を飛び出した荒野の果て、<霧の街>のほとりにあるシェス湖という大きな湖を西から回り込んだところだ。

 『U』191頁に周辺の地形が描かれているので、興味がある人は参照して欲しい。

GM きみたちの先頭で馬に乗って先導しているのは、ほんの数刻前に顔を合わせた“山猫”という人間の密偵だ。まだ若く、30にはなっていないように見えるけど、物腰には隙がない。一方で陽気な性格らしく、きみたちと顔を合わせると、気さくに挨拶してくるよ。
GM/山猫 「やあ、新しい兄弟たち。オレのことは“山猫”と呼んでくれ。これから、あんたらをミストグレイヴの入り口に案内する。あくまでも、入り口までだ。オレ自身はミストグレイヴに入ったことはない。だから、内部についてあんたら以上のことは知らないし、知っていてもショウンが話さなかったことを話すわけにはいかない。ここは理解してくれ」
バイス 「はぁい」
レイオス 「わかったよ」
ラファル 「ああ、頼むぜ」
リリー 「こんにちは、山猫さん!」
GM/山猫 「こんにちは、お嬢さん。フィーなんだってな。すっかり外見からは分からなくなってるから、蛮族にもバレずに済むと思うぜ」
バイス そこまで変わったのか。
GM 変わってくれなかったら困るだろ。
リリー 角が1本生えて、尻尾が2本にょろにょろして、肌が青白くなりました。
ラファル 誰が見てもフィーには見えないなw
リリー にょろにょろしてやる〜。
GM/山猫 「そうそう、その調子だ。慣れた歩き方なんかしばらく忘れちまいな」

 挨拶しつつ説明をはじめる彼によれば、ミストグレイヴの入り口は魔動機文明時代の地下水道で、ウォータースライダーのように傾斜しているらしい。滑り落ちていけばミストグレイヴに辿り着けるのだ。

GM/山猫 「オレは一応、30日ごとに3日間だけ、入り口近くの隠れ家に身を潜めておく。もしあんたらが生きて帰ったなら、そこに身を潜めていてくれれば連れ帰ってやれる。ただし、地下水道の下流は流れが激しいらしくてな。何らかの方法で水流を弱めなければ、その隠れ家に戻ってくることはできないだろう。水流を止める方法については、先に潜入している密偵の中に知っている奴がいるかもしれん」
レイオス 「必要な情報と脱出方法も調べないといけないのか」
リリー 「指輪があれば、他の密偵さんも分かるんだよね?」
GM/山猫 「そういうことになる。先達からの情報は兄弟たちの助けになるだろうよ」
ラファル 「密偵がどこに居るかは探し出さないといけないんだな」
GM/山猫 「拠点を持ってる奴もいるかもしれんが、向こうも蛮族の姿をしてるはずだからな。あちこちを歩き回ってる可能性も高い。偶発的な出会いに備えたほうがいいと思うぜ」

 PC全員が<密偵の指輪>によって蛮族に化けた密偵を見分けられることを確認しつつ、一行は馬を進めます。やがて<ミストグレイヴの入り口>に続いているのであろう、古水道の入り口が見えてきました。

GM/山猫 「あそこが入り口だ。最後に、簡単な地図を渡しておくぜ。地下水道はミストグレイヴを構成する3階層の中間、【地下水道】の端につながってる。まずはこの【大水車のプール】を目指すといい。そこから【上層階】に出られるらしいからな」
GM そう言って、彼はプラスチック製紙のように頑丈で水にも強い特殊な紙に印刷された大半が空白の地図を渡してくれる。これが、ミストグレイヴ全体の概略図らしい。ここから先は、きみたちが必要に応じて書き込んでいくのだ。
レイオス 「わかったよ、ありがとう」
GM/山猫 「その地図上で、左下の【地下水路】に続いてるからな。地下世界だから昼夜の別は気にする必要がないが、敵地で連続行動するのは思った以上に消耗する。丸1日以内を目処に、【大水車のプール】を目指すといい」
ラファル 「1日だな、覚えとくよ」
バイス 「楽しそうねぇ、ワクワクしちゃう♪」
リリー 「ありがとうー」
GM/山猫 「さて、オレの役目はひとまずここまでだ。健闘を祈るぜ、兄弟たち。ここからはお前さんたちの地力が頼りだ。行けるか?」
ラファル 「行くさ。そのために来たんだ」
レイオス 「まかせてくれ」
リリー 「行こう、行こう!」
バイス 「んじゃ、いきましょっか」
ミカエラ 「ん」
GM/山猫 「よし、後は任せた。<霧の街>の秘密を持って、どうか生きて帰ってくれ、兄弟!」 そういって、彼はきみたちを送り出す。進む先は、暗く冷たい水が足元を濡らす古水道だ……。

 〜蛮族の領域ミストグレイヴでの冒険〜

GM では、ここから『ミストグレイヴ』のルールに沿った進行をはじめます。スタート時間は1日目「朝」。スタート地点は地図で言う【地下水路A−10】(【ミストグレイヴの入り口】)です。ここから1タイムバンド(tb)ごと移動を繰り返し、イベントを処理していくことでゲームは進みます。
  再確認ですが、ミストグレイヴは三層サンドイッチ構造。同じ1マス(ブロック)が、【上層階もしくは深層階】と【地下水道】の両方を表現しているブロックが多数あります。異なる階層間を移動するには、【大水車のプール】のように両者を繋ぐ通路があるブロックに入らなければなりません。
  つまり、【大水車のプール】へ到達するには、「朝」で【A−9】、「昼」で【A−8】、みたいにじりじり進まないといけない。そして、仮に【C−10】に到達しても、そこから「上に上がって」上層階の【C−10】に入ることはできないんだ。必ず、高さの移動には専用マスが必要ってこと。
レイオス なるほど。
GM で、1tbは概ね次の手順で進行させます。

■A.移動フェイズ3点セット
1.移動宣言:隣接するブロック1つを移動先として宣言する。
2.ランダムイベント:移動中に起きるイベントをチェックする。
3.移動:宣言した移動を実行する。移動先の目視情報を公開し、明かりの用意をするのもこのフェイズ。

■B.イベントフェイズ
4.ミッションイベント:現在進行中のミッションで設定されたイベントがあれば先にそれが発生。
5.フィールドイベント:移動先のブロックで指定されたイベントがあれば次にそれが発生。

■C.自由行動と時間経過
6.自由行動:PCによる自発的行動を行う。原則として、時間のかかる回復行動を取れば自動的にこのフェイズに進んでいる。
7.時間経過:PCが自由行動を終えた時点で次のtbへ移行し、次なる移動フェイズに進む。

GM だいたいこんなところだね。ざっくり理解できたらまずはやってみよう。で、移動する方向を話し合ったりしてると結局どこに行くのかGMには分かりづらい瞬間が出てくると思うので、それをGMに宣言してくれるコーラー役をここで決めようかな。今後も、会計役とか記録係とか、もろもろの役割を振っていくんで、向き不向きとかを感じたら自由に交代してくれて構わないよ。「ひとまず」のコーラーは……あえてフリーダムなリリーちゃんを指名しようか。とりあえず今日、お願いできるかな?
リリー なんかきた、はーい。
レイオス がんばです。
バイス よろしくねー。

 1日目「朝」【地下水路A−10】→

GM では、tb進行スタート。1日目「朝」、【地下水路A−10】からの移動先を宣言してください。【A−9】か【B−10】か、それともここに留まるか、です。
リリー 判断材料もないし、最初は決めちゃっていいかな?もし希望があれば。
ラファル 提案ー。B−10→C−10→C−9→C−8、の順番で行くのはどうだろう? 僅かな可能性で、C10、C9で上層に出られるかもしれないw
リリー 早めに上層が狙える位置にいくのねー。
バイス うん、いいと思う〜。
ミカエラ おk〜
リリー では、まずはB−10に行きます。
GM OK、移動宣言了解。遅ればせながらミッション「ミストグレイヴに潜入せよ!」の開始を宣言するよ。これは依頼人なし、報酬なしの「ミッション」、つまりひとまずの目的だ。達成条件は【大水車のプール】へ到達し、地上に出ること、ね。
ミカエラ ういっす。
ラファル がんばろう!
GM さらに、「朝」を迎えるたび、自動的に人数分の<保存食>をパーティ資産から消費しておきます。5人の一週間分、35個をもらってきたので、これが30個に。おっと、<密偵の指輪>を誰がはめておくか、とりあえずでいいんで決めてみてくれ。この時点では誰であっても問題ないはず。
ラファル ではラファルがはめときましょう。でも、これで両手の装備品枠が埋まったので、指輪買ったら誰か代わってねw
レイオス よろしく〜
GM 了解しました。では、移動宣言に続く移動ステップその2。「ランダムイベント」です。基本的に移動のたびに1dを振って内容を決めてもらいます。ひとまずランダムイベント担当はレイオスくん。
レイオス はい。
GM 1dしてください。今後とも「1d」とか「2d」とか言ったら、指定がない限り6面体でよろしくね。
レイオス 分かりました。じゃあ振りますね。(ころ)2です。
GM OK。<たいまつ>をともして暗い地下水路を進むきみたちは、前方から水面を進んでくる数体の長〜い影に気がつく。
ラファル うひゃぁ
レイオス いきなりかw
バイス 「なによあれ」
GM 体長数mほどの竜のような生き物です。全員、セージ技能レベル+知力ボーナスで魔物知識判定してみて。知名度=目標値は5です。

 さすがにこの目標値では誰も失敗せず。バイスはいきなり6ゾロ。

バイス あたしにわからないものは無いw
GM 完璧だね。影の正体は『バルバロステイルズ(以降BT)』128頁、カマウェトだ。5体いる。
ミカエラ でけー。
ラファル おなかすいてる様子かな?
バイス 「かまちゃん5匹、いける?」 みんな見つつ。
GM/カマウェト 『(ドラゴン語)きゅ〜きゅっ。きゅきゅー』 カマウェトたちは、ニコニコしながらきみたちをスルーしようとしている。
バイス いきなり転進とか無しだよw
ミカエラ 一応警戒はしとく。
ラファル ドラゴン語、話せる人〜?
レイオス 誰も話せないな。人間には友好的……なんだっけ。俺らにも友好的なのかな。
GM 確かに、この「反応」ってとこに書いてあるのは人族に対するものだね。ただ、カマウェトは温厚な性格ゆえに友好的なので、初対面で悪い思い出がなければまず襲い掛かったりはしない生き物なんだ。
レイオス なら無理に喧嘩売る必要はないかな。
ラファル 「無益な殺生で消耗する必要もないだろ」
バイス 「敵意無いみたいだし、ほっときましょ」
GM/カマウェト 『きゅ〜〜〜』 それじゃ、気持ちよくカマウェトたちと別れたと。
バイス 「またねぇ〜」手を振り振り
ミカエラ 「ん」
GM カマウェトたちはニコニコしながら去っていきました。

 このカマウェトたちが意味を持ってくるのは、もう少し先のことなのでした。

GM では、実際に移動が完了して、きみたちは【地下水路B−10】へやってきます。この【地下水路】は、どこであってもアイコン[暗]がある扱いです。つまり、明かりがないとペナルティ修正があるエリア。ので、ここで<たいまつ>を消費しておきますね。代替手段……たとえば【ライト】の魔法とかを使うなら、代わりにそれを宣言してくれてもかまわない。
レイオス とりあえず松明ですかね。
GM <たいまつ>なら2本で1tb、<ランタン>なら油1つ(12時間分)で3tb、【ライト】の魔法なら1tb有効だよ。
バイス MPはなるべく温存しよう。
GM では、1tb分、たいまつ2本を消費しました。本来なら、ここでブロックの描写が入るんだけど、【地下水路】では特定のマスに行かない限りずっと同じ風景が続きます。なので、省略。
レイオス なるほど。
GM 続いて、イベントフェイズ。ミッションイベント、フィールドイベント共に設定されてないマスなので、これもショートカット。
ミカエラ ほい。
GM これで最後、自由行動フェイズ。今は特にないと思うけど、10分とかの時間がかかる行動はだいたいここでやります。薬草使ったり、特定エリアを探索したり、休息したりね。休息、つまり睡眠を取るのも特定の施設でないとできません。だから、6tb連続で動いて7tb目になる……つまり睡眠不足でペナルティ修正が発生する前に【大水車のプール】に辿り着けないと……ムフ。
ラファル GMが不敵な笑いをw
GM というわけで、自由行動フェイズ。特にやることはないかな? ちなみに探索の対象になるようなものはまったく見当たらず、ずっと通路が続いているよ。
リリー このタイミングで【ビビット】とか歌えるんだ。イベント抱えてたりしないうちはほんのり回復できる余裕もありそうだし、多少の魔法はありかもねー。

 初っ端から変なことをやりだす人もなく、無事に時間経過へ。

GM では、自由行動が終了したところで時間経過。tbがひとつ進みます。

 1日目「昼」【地下水路B−10】→

GM で、スタート地点、移動フェイズに戻るわけです。流れは大丈夫そうかな。
一同 おっけー。
GM では、「昼」の移動宣言をお願いします。
リリー (確認して)では、予定通りC−10に移動します。
GM 了解。ではレイオス、ランダムイベントの1dを。
レイオス (ころ)3。少し増えたがはて?
GM ここでチェックポイント。この「ランダムイベント」ですが、際限なく発生を続けるものではありません。具体的には、1dに「−(その時点で連続して起こっているランダムイベント数)」の修正がかかります。本来ならその出目「3」がカマウェト出現の分1引かれて、結果は出目2になるわけですね。大きな目のイベントがガンガン起こったりしない。
ミカエラ ほほう。
レイオス ふむふむ。
ラファル その言い方からすると、目が小さい方がイベントも小さそうですな。
GM かもね。ただ、カマウェトとの遭遇は例外的に「連続発生に数えない」ことになってるイベントなので、そのまま出目3を採用しますw
レイオス おおう。それがいいことなのか悪いことなのかw
GM はてさて。では、そのイベント。なんと、きみたちの進む足元に罠が仕掛けられている。
ミカエラ むむ。危険感知か罠解除か……。
GM 全員、スカウト技能レベル+知力ボーナスで罠感知判定をしてください。目標値9/1人、つまり誰か1人でも達成値9を出せば気づくことができます。

 スカウト勢が好調で問題なく成功。足元に魔動機文明時代の電撃を発する警報装置が仕掛けられていることに直前で気がつき、事なきを得ました。

リリー あ、【フェアリーウィッシュ】とか、時間がtbまたげない魔法はいつ使っていいの? 次のtbに持ち越しはできないんだよね。
GM そうだね。その手の10分とか必要なく「すぐ使える」効果は、PCが自由に行動できるタイミングならいつでも使っていいとしよう。だから、tb開始と同時、移動宣言の前に使っても構わないよ。
リリー はーい、ありがとー。

 1時間という効果時間については、1tbが約4時間であるところを考慮すると、移動前に使ったならイベントフェイズまで、イベントフェイズ以降に使ったなら自由行動まで持続するってのが妥当かな。

GM 罠を避けたきみたちは【地下水路C−10】に到達します。ここも、B−10と同じく何の変哲もない通路です。
レイオス まだ地下水路なんですね。
GM 上から俯瞰してみると、上層階の【C−10】にいるようにも見えるけど、層が違うからね。だから、地上でこのマスに入ればまた別の風景が見えるわけだ。なので、ここの名称は【大水車のプール】みたいに固定されず、通し番号のまま〜。

 特に自由行動もなく、時間経過へ。

 1日目「夕方」【地下水路C−10】→

リリー ここも予定通り→C−9でいいかなー、あと私は移動前に【フェアリーウィッシュ】を使います。
GM はい。行使判定どうぞ。
リリー (ころころ)成功。明かりは別にあるので意味はないけど光の妖精で。

 あらかじめルートを選定しているだけに判断が早いです。一行は予定通り【地下水路C−9】に進入し、【大水車のプール】はもう目の前。ランダムイベントでは再びカマウェトたちが登場しました。最前に出会ったのとは別のグループでしたが。

GM イベントフェイズ。ここはミッションイベントがあるよ。もう少しで【大水車のプール】へと辿り着く……地図を確認しながら、そう確信したきみたちの耳に、ゴゴゴゴ……!という重い水の音が届く。
ラファル 「こいつが大水車の音か?」
リリー 「すごい音だね」
GM 正解でもあり誤解でもあり。なんとなんと、きみたちが進む水路の前方から、通路幅一杯の水が押し寄せてくる! どうやら水車のプールからは、特定の方向に水流が発生しているようだ。
バイス 「あらー、すごい勢いで流れてきてるわねー」
レイオス 「な、なんだって〜〜」
GM 全員、生命抵抗力判定をしてください。目標値11/半数、つまり3人以上が11を出せないと、激流に押し流されて【C−10】に逆戻りしてしまうよ!
ラファル 「うわ、みんなどこかにつかまれ!」
ミカエラ 「んぅ〜」

 運悪く、レイオスとリリーの二人が激流に呑まれかけますが、残る3人はギリギリ成功。二人の手をつかんで必死に留まります。

リリー 「ながされるー」
ラファル 「リリー!」 がしっと。
バイス 「レイ君大丈夫?」
レイオス 「げほげほ、まいったな」
ミカエラ 手を掴むのはペア相手に任せ、先頭進んで水の勢いを受け止めて後ろを楽にすんぜw
GM なんという残念な筋肉娘! では、うっかり流されかけたレイオスとリリーをひっつかみ、なんとか水流をやり過ごすことができます。
レイオス 「やれやれ、助かったよ」
リリー 「ラファル、ありがと!」
ラファル 「とんでもない仕掛けだな」
GM 水流をやり過ごしてしばし。まもなくプールなんだろうな、という感じで水路が少し上向きになっていくんですが。そこで、水とは別の物音が聞こえてきます。
バイス 「また何か聞こえるわねー」
ラファル 「今度は何だ?」
GM きみたちは枝分かれした水路の中でも、メインとなる1本を進んでいたわけですが、前方で通路が別の通路と合流しているんです。そして、そこをずんどこ音を立てながら、ぎょーさん列になって進んでいる生き物がいるのですな。
レイオス 「な、なんだあれは?」
GM 体長50cmほどの、ネズミに似た生き物です。魔物知識判定してみてください。

 これにはリリーとラファルが成功。ラファルは弱点まで見抜きました。キャンペーンの仕様上、セージ技能の習得者が多いため序盤の知識系判定はかなり安定するようです。

GM 『BT』127頁、レミングという幻獣の群れですね。100匹ほどいます。
ラファル 多いなw
バイス 多すぎるってレベルじゃw
レイオス そして弱いなw
GM レミングの群れは、一目散にきみたちの行く手を横切るように全体で移動しています。大部分は通り過ぎるのですが……きみたちに気づいた一部が、うっかり刺激されて襲い掛かってくるかも。
レイオス げげげ!
ラファル ここは気配を消してやり過ごそうw
GM その危険に思い至ったなら、みんなで隠密判定してくれてもいいですよ。目標値9/半数に失敗したら、2d体のレミングが襲い掛かってきます。スカウト技能レベルorレンジャー技能レベル+敏捷度ボーナスね。

 スカウト技能のあるミカとリリーは順当に成功、平目のラファルとバイスが順当に失敗します。そして……。

ミカエラ ミカは自然と一体となる……。
レイオス (ころころ)だから出目が低いよマジでw
リリー げふうw
GM HAHAHA、レイオスくんならやってくれると思ってましたよ。二人までなら無視したであろうレミングの群れから、数体が分離してきみたちに襲いかかってきまーす。
ラファル 「しょうがねぇ、やるぞ」
バイス 「準備体操にいいんじゃない? ストレッチみたいなものでしょ。」
GM 2d体なんでレイオスくん……4体? では、ミストグレイヴ最初の戦闘をはじめようか。このキャンペーンでは、特殊な状況以外では「簡易戦闘ルール」を使います。

 抽象化された戦場で行われる簡易戦闘では、開始時の手順がやや特殊。敵陣営、味方陣営のキャラクターを確認後、魔物知識判定(今回は先に済んでいたので省略)、次いで先制判定を行います。

GM スカウト技能レベル+敏捷度ボーナスで、レミングの先制値7を突破してください。
ミカエラ (ころころ)13。
リリー (ころころ)だいじょぶだよー。
GM そちらの先手だね。では、戦闘配置です。

 []<10m>[-VS-]<10m>[]

GM 前線に出る人と、後列に留まる人でそれぞれ宣言。基本後列で、「前に出る」って言った人だけ出すよ。
ミカエラ・レイオス・リリー 前に出るー。
ラファル 俺も前で……あ、先手1R目で前線配置は通常移動した扱いなのか。じゃあ後方エリアで。
バイス 「レイ君、守ってね(ういんく)」 後ろで。

 []<10m>[-VS-ミ・リ・レ]<10m>[ラ・バ]

GM じゃ、レミングも配置するね。きみたちが3人前に出してるので、それを食い止められる2体は必ず前線に。とはいえ、能力的にも全部前だなこりゃ。

 []<10m>[ABCD-VS-ミ・リ・レ]<10m>[バ・ラ]

GM というわけで、戦闘開始だ!

  〔第1ラウンド PCターン〕

GM 好きな人から順番に手番を進めていこう。作戦とかが必要なときは、裏チャンネルを利用するのもいいですね。レミングは固定値を使うよ。
ミカエラ 考える前になぐーる! いっくよー。(ころころ)どーん、9!
GM ごめん、かわした(笑)。
ミカエラ 「んっ」
GM 次Rに期待しとくな。なお、攻撃対象はダイス振る前に指定するようにしよう。
ミカエラ ま、出目5じゃね。しゃーない。対象宣言了解。
レイオス じゃあまあ殴りましょうか。さっそく《魔力撃》を使ってAに攻撃。(ころころ)11。
GM ヒット。ダメージどうぞ。
レイオス (ころころ)ひく、7点。
GM 防護点0だからして、そのままもらい。あと3点。
レイオス で、追加攻撃か。(ころころ)ぶ、今度は6ゾロ。(ころころ)無駄に回って10点です。
GM レミングAは「もきゅ〜」と叫んで倒れます。リリーちゃんどーぞ。
リリー ではBに攻撃でー。(ころころ)10で当てて、(ころころ)お、クリティカルして14点だよ〜。
ラファル こっちもかw
GM お見事、これぞフェンサー。Bも倒しました。レミングの連携力は大分低下したね。後ろの二人、今回は観戦?
ラファル 観戦でいい気がするw
バイス 見ててもいいでしょw
GM オッケ、じゃあ反撃いくよ。

 レミングの反撃はレイオスとリリーへ向かいますが、二人とも回避成功。1ラウンド裏は1分で終了(笑)。

  〔第2ラウンド PCターン〕

 []<10m>[CD-VS-ミ・リ・レ]<10m>[バ・ラ]

GM 回って、再びミカちゃんから?
ミカエラ んじゃCへ攻撃ー。(ころころ)今度は11で当てて、(ころころ)1度回して29点。ピカーン。
リリー えええ!?w
レイオス うは、ネズミがお星さまになったw
GM 3回死ぬところだったよ。これがAランク<ウォーハンマー>の威力だね。役不足過ぎw

 レイオスの攻撃でレミング最後の1体も倒れ、戦闘終了。

レイオス 「ふう、勝てたね」
ラファル 「なんだったんだ一体……」
GM きみたちがかかってきた4体を片付けると、大群は構わずに進軍を続け、やがていなくなってしまいます。ここで戦利品のチェックをしようか。少し普通と違うところもあるし。

■戦利品に関するルール
 戦闘に勝利した場合、戦利品の獲得が行えます。複数の部位を持つ魔物を倒した場合、その部位1つごとに戦利品判定を行えますが、ミストグレイヴの冒険では戦闘終了後に行える戦利品の獲得は、PC1人につき1回のみとなります(死体の周囲で長い時間を過ごすと不要な危険を呼び込むことを表しています)。「自動」の戦利品はすべて獲られます。

GM つまり、かけられる時間は10分だけなんだ。なので、手分けするのが必須で、かつ戦利品チェックにボーナスがある人も複数回チャレンジはできない。
ミカエラ 1人1回戦利品振れるって感じか。
レイオス 《トレジャーマスター》泣かせだね。一人だけ高くしても意味ないと。
ラファル 今回の場合は、4体4部位だから4人ということだね。
GM そう。だから1人ゴメンだ。
リリー ちなみに、もしこの10分で【ビビット】とかしたら、その人は剥げないのかな。
GM あー、それは別枠。戦闘後の10分間は、「自由行動」で使える時間とは別に勘定します。だから、これに参加したから呪歌に使える時間が、とかないですね。逆に、この戦利品回収の時間を別の行動に充てたりもできないわけです。多少の不自然はあるかもですが、ゲーム的に呑み込んでおいて。
リリー そっか。はーい。
バイス 「あたしは遠慮しとくわ」 手をひらひらと。
ラファル それじゃバイス以外が1回ずつかな?

 あまりいい戦利品を落とす魔物でもなく、ラファルが<レミングの歯>30G/赤Bを手に入れて終了。

GM これは、パーティ財産に突っ込んでおくよっと。
レイオス パーティ財産袋にネズミの歯が一個入りました(ノ∀` )
GM また、戦闘に勝利したことで★1つをゲットします。この★というのは、平たく言えば「冒険の進行度を示す目安」で「経験点の素」。ミッションクリア時に経験点200点に変わります。
バイス おーw
GM で、イベントフェイズはおしまい。ここで「自由行動」に移って、戦闘とかで消耗していたら薬草や呪歌を使えるわけですね。何かある人?
リリー 【フェアリーウィッシュ】で使ったMPを20分間【ビビッド】歌って戻しておくね。
GM OK。呪歌判定だけしてMP1点回復しといて。小休止を終えたきみたちは間近に迫った【大水車のプール】を目指す……というところ、クライマックス直前で今日のセッションは終わっておこうか。
一同 はーい!
レイオス 今回良かったけど、魔力撃の使いどころ考えんとホントすぐ死にそうだな……。

 ログ1−2へ続く!