ML12“終の双翼”セラード(ドレイクバーグレイヴ、人間形態)分類:蛮族
 知能:高い 知覚:五感(暗視) 言語:交易共通語、汎用蛮族語、魔法文明語、ドレイク語、他 生息地:霧の街 反応:中立
 知名度/弱点値:15/23 先制値:19 移動速度:25/50(飛行) 生命抵抗力:16(23) 精神抵抗力:16(23)
攻撃方法命中力打撃点回避力防護点HPMP
魔剣(本体)16(23)2d+1614(21)1212892
なし(双翼)16(23)6233
特殊能力部位数:2(本体/双翼) コア部位:なし弱点:物理ダメージ+2点
●全身
「○識別障害=+4/隠蔽」
 幾つかの身体特徴が、この魔物を『生来の魔剣を持たないドレイク』と誤認させます。
 この魔物に対する魔物知識判定に成功し、かつその達成値が「この魔物の知名度+4」未満だった場合、GMは「○識別障害」「▽魔竜化」の能力、および[部位:双翼]の存在を秘匿し、1部位のキャラクターとしてこの魔物のデータを開示します。
「▽魔竜化」
 [部位:本体]のHPが0以下になった場合、異形の竜形態へと変化します。同時に、HPとMPが最大値に回復し、魔法などで自身に与えられていたあらゆる効果が消滅します。「▽魔竜化」後のデータは「“終の双翼”セラード(ドレイクバーグレイヴ、魔竜形態)」を参照してください。
 魔竜形態となった直後のセラードは、“蝕みの魔剣”に精神を侵食され、目につく者すべてを無差別に殺戮します。周囲に動くものがなくなれば理性を取り戻しますが、「▽魔竜化」した状態で1時間が経過した場合、二度と人間形態には戻れません。
 この能力は、[部位:双翼]のHPが最大値である場合には効果を発揮しません。
●本体
「〆操霊魔法11レベル/魔力15(22)」
「〆神聖魔法8レベル/魔力12(19)」
「√剣の達人」
 戦闘特技《牽制攻撃U》《全力攻撃U》《薙ぎ払い》《マルチアクション》を習得しています。
「〆2段攻撃」
 神速の斬り返しによって2連続の斬撃を放ちます。2回の命中力判定を行い、どちらかでも成功すれば、1回の命中があったものとして扱います。2回とも成功した場合、対象の防護点を半分(端数切り上げ)とみなしてダメージを与えます。
 この能力は、戦闘特技《薙ぎ払い》を宣言した手番には使えません。
「▽蝕みの魔剣/13(20)/生命抵抗力/消滅」
 近接攻撃を命中させ、「1」点以上の適用ダメージを与えた場合、対象の能力値ひとつをランダムに−6点します。
 この効果は累積し、いずれかの能力値が0以下になったキャラクターは、生死判定を行わず、即座に死亡します。この効果によって生命力や精神力が減少しても、HPやMPには影響しません。
 この効果は呪い属性として扱いますが、例外的に【ディスペル・マジック】や《ワードブレイク》など、魔法ひとつを消去できる効果によっても解除することが可能です。解除の目標値は20です。このとき、能力値ひとつの減少を魔法ひとつと見なします。【リムーブ・カース】など、呪い属性の悪影響を消去できる効果を用いるなら、達成値比較の必要なく、すべての能力値の減少を同時に解除できます。
「▼イグニスの護符」
 毒、病気、精神効果属性の効果や影響を与える魔法や能力に対する生命・精神抵抗力判定に+4のボーナス修正を得ます。
 この能力は、1日に2回まで使えます。
「〆白霧の宝珠」
 自身を含めて4体までのキャラクターを霧の渦に包み、移動速度150(飛行)で移動させます。渦に包まれたキャラクターは、移動中は一切の動作を行えませんが、この効果による移動が終了した手番では、自身による移動と、移動方法に応じた補助動作、主動作を行えます。
 この能力を使用すると、MP20点を消費します。また、戦闘中には使用できません。
●双翼
「○見えざる魔剣の鼓動」
 [部位:本体]は、戦闘特技《鷹の目》《バトルマスター》を習得しているものとして扱います。
 [部位:双翼]のHPが0以下になった場合、この能力は失われます。
「▼魔を断つ剣/19(26)」
 いずれかの部位が、射撃攻撃や「形状:射撃」の魔法の対象になった場合、対象が回避力・精神抵抗力判定を行う直前に、攻撃者の命中力・行使判定と、この能力とで達成値を比べ合います。この能力が有利な結果を得た場合、攻撃の結果を「消滅」として扱います。
 この能力を使用すると、成否に関わらず、MP5点を消費します。
 [部位:双翼]のHPが0以下になった場合、この能力は失われます。
「私怨はない・・・・だが“翠将”閣下に弓引く者、霧の街に仇為す者達に
遍く死と絶望を与うが我が使命。此処が貴様らの道行きの終焉と知れ」
 霧の街を支配する上位蛮族の一人にして、霧の街の空軍を束ねる空の司です。漆黒の髪に鉄色の瞳を持つ精悍な容貌の青年ですが、その背にはドレイク族の中でも異形である二対四枚の漆黒の翼を翻しており、これが二つ名の由来となっています。
 ドレイク族の中では生来の優良種ではないばかりか、過去に自らの半身とも言うべき魔剣を失っていますが、現在は過去に友誼を結んだ上位蛮族から譲り受けた魔剣<シェラザムーハ>を自らの佩剣としています。
 自身は爵位を名乗っていないものの、シェス湖畔に設けられた空軍の城砦を預かることから、城伯の称号で呼ばれることもあるようです。
戦利品
自動“蝕みの魔剣”シェラザムーハ
自動<白霧の宝珠>(22.000G)
自動<剣の欠片>×5(1.000G)
2〜8なし
9〜12竜人の双翼(4.200G)
13〜漆黒の双翼(6.400G)