第6話「<流血舞踏会>の本拠地偵察」

 <流血舞踏会>から差し向けられた刺客を激戦の末に返り討ちにした一行だったが、踏み込んだのはいかにも深そうな【悪夢の森】。
 今にも日が暮れるというのに、この森を踏破する、あるいは霧に閉ざされた【灰色の城】へ戻り、強行突破を図らなければならない状況だ。
 幸運に恵まれれば、早いうちに森の中で身体を休められる場所を見つけられるかもしれないが……?

GM それでは、凶夢組・第6話の続きを再開いたしましょう。よろしくお願いしまーす。
ラン (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
セシリア よろしくです〜
カルド (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!!
ブラスダ よろしくお願いします
ティル (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
GM 12日目の「夕方」、<流血舞踏会>の刺客を倒し、戦闘後のあれやこれやを済ませた直後からです。今から「自由行動」のタイミングで、ここを飛ばして次tbに【灰色の城】へ向かうか、それとも【悪夢の森】の踏破に挑むか決めてみましょう。
セシリア まず最初のマスを探索でしたっけ?
ティル ここは【灰色の城】に向かって移動やな。
カルド 一度【城】に戻れば、確率5/6で【悪夢の森】以外に出られるんだったね。
ラン うん。基本的にはとっとと出る方針だけど、現在地のマスの決定段階で、もうイベントが発生するかな?
GM このtbだけ、難所踏破ルールを試す感じで道を探索して、道を配置したマスに移動せずに入り口マスで過ごせば、イベントの発生はありません。
ラン 夕方のtbで可能なんだよね? ならやるだけやって置いても損はないかな。
GM じゃあ、ちょっとだけ難所踏破ルールを試してみましょうか。出口マスまで到達できずに引き返した場合、その地図は破棄されるんで、お試し。
カルド 一回はやっときたいところ。PLの経験値を高めとこうw
ティル ならやりますか。
GM では、こちらが難所踏破ルール。まず、「入り口マス」を配置しましょう。1dでランダムです。ティル、お願い。
ティル (ころ)5だ。
セシリア すると入り口マスはCですか。
GM これがちょっと分かりづらいんですが。入り口マスは、1列目のひとつ下に独立して存在するんだそうです。「Cに続く、直下の入り口マス」。
ティル なるほど。
ラン むしろ4−5ってかいてある黒いマスにいると思えばいいんですね。
GM はい、現在地点は「出目4〜5マス」です。今からCマスの探索をして、Cに道を配置して、そこに進む。進むならCのイベントが発生、進まなければイベントが発生せず、移動宣言の権利を保ったまま次tbへ、ってことですね。ここから「難所内での時間の進行」に移ります。まず自由行動1の探索判定。これに失敗すると、道を配置できません。全員参加できる探索判定で、目標値は14です。
ティル (ころころ)おっと出目4。11で失敗。
ラン 14って出目7なんだ。けっこうきついね。ティル、早くボーナス+3になってw
ティル 《魔力撃》もないのに知力を上げろとw
ラン スカウトの知力は大事だよ!
ライア (ころころ)ハッハー、1ゾロ!

 他の面々も成功せず。【悪夢の森】の踏破は一歩目から見事失敗ということに。

GM うむ、悩む必要なかったな。キミたちは、先に進む道を見出すことが出来なかった。
ラン 「うー、もー! きっと行き止まりだよ、ここ!」
ライア 「フッ、まあこの程度の難所。このライア=E=ハンドレッドの力を些かも削ぐことはできんがね」(※プリ専業)
ティル 「よし、戻るか」
セシリア 「ハハハ、迷ったわけじゃないですよ。迷ったわけじゃ……」
GM うねうねと道を塞ぐ森に辟易したきみたちは、引き返すことにしました。ただ、ひとつだけ分かったことが。

◆このブロックは昼間でも暗く、明かりがなければすべての行動判定に−4のペナルティ修正を受ける。また、足元が滑りやすいため、二足歩行のキャラクターは「通常移動」の距離が半分(端数切り上げ)になり、「全力移動」を行えない。

ラン ……こんなとこ、二度と来たくない!w
GM はいはい。「3.自由行動(2):難所内の移動」は、道を配置できなかったので飛ばし、入り口マスなので「4.自由行動(3):難所内のイベント」も飛ばします。で、時間経過。

 12日目「夜」【悪夢の森】→

GM では、悪夢の森を抜け出しました。いつもの移動に戻りますよ。移動宣言からどうぞ。
ティル G-2へ移動で。
GM では、ランダムイベント。ライア、いつもの1dをお願いします。
ライア (ころ)3です。
GM おっとラッキー。湖畔に戻る手前、道端に見たことのある特徴的な樹が生えているのを見つけました。

・夢喰いの木
 夢喰いの木は、《封鎖領》にしか存在しない植物だ。<暴食の膿夢>の影響で、植物が変異したものと考えられている。夢喰いの木は、涙滴型の桃色の果実――<夢喰いの果実(15G/緑B)>をつける。また、夢喰いの木の周囲では、“猟犬”に遭遇しにくいとされている。
 夢喰いの木を見つけたなら、その下で休息できる。「夜」「深夜」「未明」に夢喰いの木の下で休息するなら「“猟犬”チェック」の出目に+2する。

GM 移動をキャンセルして、このtbを<夢喰いの樹>の下での休息に充てても構いません。
カルド やった!
ティル 休むか? ここで休んだほうが、宿にある場所に移動する手間が省けるから結果的に楽だ。
ラン 休もう!
セシリア それにしても、なんか樹が襲い掛かってきそうな名前だよね。毎度思うがw

 これ幸いと<夢喰いの樹>の下で休息を取る一行。ただし、金属鎧を着ているカルドとランは、そのままでは睡眠不足こそ解消するものの、HPMPの回復ができません。低確率ながら“猟犬”が出現するケースも鑑みて、このtbはランが鎧を脱いで休息、MPに余裕のあるカルドは鎧を着たまま警戒することに。

GM あと、<夢喰いの果実>が成ってるんでカルド。もぐなら1dして個数決めといて。
カルド 果実は……もいでもいいよね?
ブラスダ もいだら悲鳴上げたりしない?w
セシリア マンドラゴラかw

 カルドは5つの<果実>をもぎ、緑Bランクのマテリアルカードに変換。このtbでは“猟犬”は出現せず。

 12日目「深夜」【悪夢の森】→

GM このまま続けて休息を取り続けることもできます。ひとまず森は静まり返っていますが、いかがします? 次に訪れたときには、ここに<夢喰いの樹>はありませんよっと。
ティル 可能なら移動したくもあるが、“猟犬”が怖いんだよなぁ。
カルド “猟犬”と出会う確率が低いのはいいよね。できればカルドも1tb休みたい。
ラン 未明まで寝て、朝からダルクレム神殿に3歩で移動の方が良いと思う。
セシリア ふむ、死亡フラグしか感じない名前の場所ではあるがw
ティル なら休むか、“猟犬”避けもかねて。
ラン そうしよう。次はボクが鎧着て起きてるね。未明にまた脱いで寝るよ。
GM 了解。よければ「深夜」「未明」の“猟犬”チェックをどーぞ。
ラン (ころころ×2)11の8。
GM セーフ。これでMPは全快になりますね。では、日付変更。剣の加護も回復です。

 13日目「朝」「【悪夢の森】→

GM あらためて、移動宣言から。
ティル G-2へ。
ライア (ころ)ランダムイベントのダイスは6。
GM またまたラッキー。膿夢侵食度が上がる「喰らう闇」イベントですが、朝だと何もありません。
ラン あぶw
カルド 後が怖いなw
ライア 俺、次に上がると人間辞めなきゃいけなくなるんですがw

NO.66【灰色の城】 [!]
 濁った緑色の湖の畔に、薄く霧が立ち込めている。その霧の向こうに、粗末な建物の群れを足元に従えた鈍色の城が不気味に聳えている。

GM 湖畔の霧イベント表〜。セシリア、1dヨロ。
セシリア (ころ)2です。ドキドキ。
GM 2は『暴食の紅い月』。

■暴食の紅い月
 時刻に関わらず、天に月が浮かぶ。まるでヴァンパイアの瞳のように紅い月が、地上を見下ろしている ― 凶兆だ。
 次の「朝」になるまで、“猟犬”チェックにおける2dの出目を−2する。また、すべての“猟犬”はHPが+5される。

セシリア 前にもあったなこれw
カルド うわー、正に休んで正解w
ラン これは……とっとと城塞都市に戻ろう。今日は。
GM 城には寄り付かないってことでいいかな。なら次tbに行きますよっと。

 13日目「昼」【灰色の城】→

カルド 次のダイスが大事。とりあえず【鉱山】かな?
ティル うん、F-2へ移動で。
GM オッケー。では、イベント『濃霧の中で』。1dして東西南北**。セシリア、お願い。
セシリア (ころ)おお、5だ。
ラン せーふ!
カルド よしよし。

NO.12【火山鉱跡】 [!]
 平原に、直径が1km近くありそうな巨大なすり鉢状の縦穴が空いている。穴の底からは硫黄臭い煙がもうもうと立ち上っており、下の様子はよくわからない。穴の淵からは、外周をぐるっと回るように穴の底に向けてスロープが作られている。どうやら火口を利用した何らかの施設のようだ。

GM あ、ランダムイベント忘れた。ライア、1dお願い……2? なら月が禍々しさ絶好調で輝いてるだけで、何もありませんでした。
カルド 平和な時間が流れている。

 【火山鉱跡】を通過し、時刻は13日目「夕方」に移ります。予定では【ダルクレム神殿】の決闘場に向かうはずでしたが、『暴食の紅い月』による“猟犬”の強化・出現率上昇を受け、この日はヴィルトルードに戻って休むことに。

ティル ではF-1に移動で。
GM あいさ。じゃあライア、さらにランダムイベントの1dを。
ライア (ころ)1です。
GM なんか、死体がある。セシリア、1dと2dを振って……では、歩いている辺りから少し外れた岩場に、幻獣らしき巨体が倒れているのが見えます。魔物知識判定どうぞ。
ブラスダ (ころころ)あ、クリティカル。
GM ん、あれはフロストワイバーンです。『BT』130頁参照。また、他にも小さな幻獣っぽい死体があるみたいですね。こっちはワイバーンの影になってよく見えませんが。戦利品剥げるかもよ。
カルド (即座に)剥ぎましょうw
ラン 今は全快してるし、何かあっても平気そう。
ティル 先に周囲を警戒しときます、これを殺した奴がいるかもしれんし。何もないなら剥ぎ取りで。
ライア 「おお、あれは良いものだ!」
ブラスダ 「大物がいるなー」
GM 近づくなら、小さい幻獣の方も魔物知識判定お願いします。こっちは知名度14ありますよ。小柄な水牛のような姿です。
ライア (ころころ)14ジャスト!
GM 水牛のような幻獣は『FH』131頁、コールドカトブレパスですね。なお、幻獣たちは獣の牙で殺されたような風情。今のところ周囲に魔物の気配はありませんが、ゆっくり剥ぎ取りしてる間にスカベンジャーが寄ってくる可能性は否定できません。戦利品取るならワイバーン4回、小幻獣2回どぞ。同一の個体から同じ欄の戦利品は複数出ない原則ですが、ワイバーンの鱗はいくつ出てもいいかな。
ティル よし任せろ(ころころ)(ころころ……)

 結果、<亜竜の鱗>350G×3、<冷涼の涙>360G×2、<つるつるした皮>210Gを獲得します。幻獣たちを殺した魔物、あるいは血の匂いに引き寄せられた魔物が出現しないかチェックしますが、幸い何も寄ってきませんでした。

GM 幻獣を殺した魔物は遠くに行っちゃったみたいですね。
ティル よし、今のうちに移動だ。埋葬は………友好的な相手でもないからいいか。
ライア え、ティル君……モンスター埋葬しても金出ないんだぜ?w
ティル おいこら、ライフォス神官w
ライア ライフォス神官は寄進する信者の味方です。
ティル 本当に君の信仰受け取った神様が変質しないか心配だねw

GM では、城塞都市に到着でーす。
カルド 「よし、着いたね」
GM 夕方のご到着ですね。今日は速攻宿で寝ておきますか。あ、しばらく<インゴルマチケット>と情報の交換見合わせてましたけど、情報がゲットできたら★をもらえるかもよ。
セシリア ほほう。
ラン あ、そうだね。時間あるし、いってみる?
カルド いってみよう。

 場面変わって、<インゴルマの魔剣屋>。

GM/インゴルマ 「よう、お帰り。今日の稼ぎはどうだい」
ティル 「そこそこだな、手に入った金は軒並み消えていくが」
ライア 「草とか草とか草にねぇ……」 空ろな目で
ラン 「えっとね。魔剣はないけど、チケットは手に入れたんだ!」
GM/インゴルマ 「はは、この《封鎖領》では、安全にも慎重さにも金がかかるさな。おや、どこぞの趣味人から<チケット>を分捕ってきたか。なら、枚数に応じて情報を提供しよう」

 現在<インゴルマチケット>は12枚。この時点では5枚で「サーペントイーターの情報(1)」と交換できます。一行はそれを実行して、次の情報を得ました。

 <サーペントイーター>について

・基本知識
 <サーペントイーター>は、“閃嵐の戦姫”ヴィルトルード・ハウぺリアが所持していた強大な魔剣だ。しかし、カオルルウプテ顕現の衝撃により、ヴィルトルードとともに失われてしまった。
・由来
 <サーペントイーター>は、かつて恐怖によってフェイダン地方に君臨した、ひとりの魔法王が作り出した魔剣<滅びのサーペント>に対抗するため作られた魔剣のひとつ。このため、第五世代の魔剣に相当するとされる。しかし、<滅びのサーペント>は別の手段によって封じられたため、<サーペントイーター>が能力を発揮することはなかった。その後、<サーペントイーター>がどのような経緯を経てヴィルトルードの手に渡ったかは今なお不明である。
・変遷
 <サーペントイーター>は、長い間、「制裁の双子女神」の神殿に保管されていた。しかし、アイヤール帝国が【廃都ルドゥラ・ルー】を建設したとき、強力な<守りの剣>として都市に移された。
 ルドゥラ・ルーにおいて、<サーペントイーター>は、ダナタリスという名の女性型ルーンフォークが管理し、有事の際には彼女が認めた者に託されることになっていた。これは、魔剣がそれを悪用する者の手に渡るのを避けるためである。
 しかし、<大破局>が勃発し、ルドゥラ・ルーが蛮族軍に包囲されたとき、ダナタリスと<サーペントイーター>は都市に存在しなかった。以後、ダナタリスと<サーペントイーター>は所在不明である。魔剣そのものの力によって双子女神の神殿か祠のいずれかに舞い戻り、迷宮を作ったのだという噂もある。

GM これらの情報を得たことで、★★を獲得します。
セシリア おお。
ティル わーい。
GM/インゴルマ 「それから、これはサービスだ。【フェトルの孤児院】を運営しているカジミールという神官は、『制裁の双子女神』について調べているようだな。彼なら更なる手がかりにつながる知識を持っているかもしれんね」
ティル 「あ、その人とはもう会って話聞いた」
ラン 魔剣についても聞いたっけ?
カルド 魔剣についてはカジミールには聞かなかった気がする。
GM/インゴルマ 「ほう、それはそれは。精力的に動き回っているようだね。もし、目ぼしい情報があったら買い取るかもしれんよ」
ライア 「おお、ちょうど彼から興味深い依頼も受けていてね。何かいい話があればまた寄せてもらおう」
GM/インゴルマ 「おう、待ってるぜ。ありがとさん」

 カジミールには次に会ったときにでも<サーペントイーター>の話を振ってみようと話し、一行は続けて買い物に移ります。まずは凄まじい消耗率の<魔香草>を20個の大人買い。加えてブロブやシングの「○酸の身体」によって武器防具が腐食したときに備えた<酒の種>2セット、カルドに緑のマテリアルカード、ランに妖精召喚用の魔晶石を買って計4000ガメルなり。

GM 買い物はOKですね。じゃあ、今日は「護衛宿泊」で就寝? それならせっかく全快したHPMPを最大値から10%減らした状態にしてもらって(笑)。翌朝に移りますよー。
ライア 俺減ったわw
ブラスダ

 街で休息するとHPMPが減るのは『カースドランド』のデフォルト仕様なんで勘弁(笑)。翌14日目の朝、一行は【火山鉱跡】に向けて出発。ここを通過し、昼には【ダルクレム神殿】へと向かいます。

GM では、ランダムイベント。ライア、いつものよろしく。
ライア (ころ)4です。
GM 面白いイベント出しますね。えー、小さな森を迂回するように大きくカーブした道を歩いていたきみたちの耳に、前方にある木陰の向こうから怒声が届く。よく聞き取れないが、恫喝するような声が複数の男の声で聞こえてくる。チンピラがカツアゲしてる的な声?
ティル スッゾコラー。
GM そうそう、そんな感じ。コラァ!ゴルァ!って。
カルド 「おや? なんだい?」
ラン 「! 誰か絡まれてるのかな」
カルド 様子を見に行きましょう。
GM 距離を詰めていくと、6、7人の男たちが1人を取り囲んで声を荒げているのが見えてくる。囲まれている1人の顔は囲んでいる連中の背に遮られて見えないが、どうやら女性のようだ。背負っている異様に大きな荷物と、メイド服姿はどこかで見た気がする。男たちの怒声も聞き取れる。

 男その1「おいおい、一人旅は危ねえから送ってってやるっつうのになんだあ、その態度はぁ!?」
 男その2「ご主人サマを探してんだろがぁ? ちっとばかし謝礼はもらうが、俺らが見つけてやるってんだよ。分かんだろお? あぁ?」
 男その3「もう面倒くせーよ。さっさとさらっちまおうぜ、オイ!」

GM と、こんな調子ですわ。女性の声は聞こえない。
ブラスダ 「あれは……」
ラン 「あの人もしかして…?」
ティル 「丁度いい、この前探し人?に会ったし、教えておくか」
カルド では割って入りましょう。「さらっちまおうとは穏やかじゃないね」 ずずい、と。
GM じゃあ、ここから数十秒ほどの間に、事態は目まぐるしく推移します。カルドが呼びかけると、一番きみたちに近かった一人が振り返り、すっごい形相で「ああ!? 今取り込み中だゴルァ!」とすごむ。が、その語尾に重なるように、叫んだ男の顔の上半分が、ずれる。
カルド 「!」

 「ゴル…ァ…」

GM 膝から力の抜けた男の身体が崩れ落ちる。顎から上が切断された顔の断面から噴水のように血しぶきが上がり、男の背後に一度だけ出会った眼鏡のルーンフォークの姿が映る。静かに佇むその両手には、刀身からうっすらと燐光を放つ二振りの長剣。
ライア 「これはまた……」

 「ひ、ひいっ!」「なんだこりゃあ!」「こ、この女がやったのか!?」

GM 口々に叫ぶ男たちの中央で、メイドの姿が霞む。弧を描いて銀光が閃き、二人の首が飛ぶ。囁きのような詠唱とともに剣閃を追って数条の雷が疾り、別の三人を一瞬で松明に変える。
ブラスダ くびちょんぱ!!!
ティル さすがは推定高レベルキャラ。

 「ば、化け物っ! た、助け……」

GM パニックになってきみたちのほうへ駈け出そうとした最後の一人、その腰から下だけが数歩を進んで倒れる。宙に置き去りにされた上半身の後ろで再び銀光が閃き、縦に真っ二つになった男の上半身が、鮮血と臓物を撒き散らしながら地面に落ちた。

 辺りは静かになった。数秒の間に物言わぬ躯に変わった7人の男たちの中心で静かに双剣を鞘に納める眼鏡のメイド、“沈黙の紡ぎ手”ティアドロップ・キリングワード。

GM チン、という音と共に、きみたちの姿を認めたアイスブルーの瞳が伏せられ、「不作法を致しました」と、両手を前に揃えたきれいなお辞儀を見せるよ。
ライア 「やぁ、こんばんわ。また会いましたね、お嬢さん(爽やかな笑顔)」
ラン 「う、うん…怪我が無くて良かったよ。でも…、そこまでしなくても…」
カルド 「気持ちは分かるけど、無益な殺生は感心しないねぇ」
GM/ティア 「(平然と)お目汚し、申し訳ありません。手っ取り早いかと思いまして」
ブラスダ 「よ、容赦がないな……」
ライア 「お見事な剣の冴え。容姿だけでなく、その太刀筋すらお美しい。さしずめ、空の月と湖に映るその陰のように」とかペラペラ美辞麗句をw
ティル 「久しぶり、探してたラブレンチさんだけどこの前会ったよ」
GM/ティア 「何と……我が主人にお会いになりましたか。お手数をおかけします」
ティル 「確か5日前の朝で、場所がこの火山鉱跡だったかな」
GM ティアドロップはライアの賛辞も含めて「ありがとうございます」と深く感謝し、「まだ近くにいると分かっただけで幸いでした。もし、また主人に出会うことがございましたら、ティアが『そろそろ探すの疲れてきました。じっとしてれ』と言っていたとお伝え頂けますか」と。
ライア 「わかりました。どうやらすれ違いだったようですな。まったく間が悪い」
ラン 「うん、何だか大変だね」
カルド 「いいよ、次に会ったら伝えとく」
ティル 「一応、前に話した時にヴィルトルードの店で伝言云々の話をしたからそっちにも立ち寄ってるかも」
GM/ティア 「そうですか。では、暇を見て訪ねてみることにします。それと、これは感謝の気持ちです。私には不要になったものですので、どうぞ」 と、小さなカチューシャをくれるよ。宝物鑑定判定よろしく。知名度12……だったかな。
ライア (ころころ)はっはー、17! 見たまえ。これが本職だよ!
ブラスダ さすが銭がかかると強いw
GM これは<コンバットメイドカチューシャ>という部位:頭の装飾品です。これ単体では何の効果もありませんが、<コンバットメイドスーツ>と同時に装備すると、<スーツ>の「受ける魔法ダメージを−3点する」という効果を「−4点」に強化してくれます。取引価格は5000ガメル(非売品)。売却2500ガメルです。
ティル 待って、すごい便利なのに何で不要になったの!?
GM もう持ってるから。同じの装備してるから。ティアから<カチューシャ>をもらったことで、★1つを獲得します。それと、見識判定してください。目標値10でいいです。
ライア (ころころ)余裕。
GM 先ほどの一方的な戦闘でティアドロップさんの見せた技ですが、【ライロック魔刃術】の秘伝《光陰魔刃術》でしたね。
ラン !! 教えてーー!(笑) 騒いでた、きっと覚えたいって超騒いでたから!
ライア では教えてあげよう。多分、この人から習うのは難しいと思うけどw
ラン 「! ボク、覚えたいの!」
GM/ティア 「はい?」
ライア 「ああ、そういえば君は師匠を探してたんだったねぇ。このちびっ子、前からライロック魔刃術に憧れていまして」 とランの頭をポンポン叩き。
ラン 「うん…! もし良かったら教えて欲しいの!」
ライア 「町で聞いても市内で看板を出している道場は無いといわれ、すっかりしょげていたのですよ」
GM/ティア 「ははあ、なるほど。確かに使い手が少ないですからね。貴方に最低限の実力があれば教えても構いません。名誉点はちゃんと持っていますか?」
ラン 「全部温存してるよ!」
ブラスダ
ティル 「OK、気持ちはわかるがメタな発言はPL発言でな!お互いに」
ラン 「え、だって聞かれたから。あはは」
GM/ティア 「よろしいでしょう。ただ、あまりに私との実力差があるようだと伝授の際に怪我をさせてしまうかもしれません。テスト代わりに、手持ちの武器で全力で打ちかかって来てみてください」
ラン 「うん! わかった!」
GM そう言うと、ティアドロップは《魔光壁》の構えを取るよ! これで増えた分の防護点すら貫けないようじゃ秘伝は伝授できねえな!
ラン ちょ、ま!?w
カルド 後ろで腕くんでみてようw
ブラスダ 応援しておこうw

 指示に従い、ランは【マッスルベアー】+《魔力撃》で23点のダメージを出して試験クリア。ティアドロップの指導で小一時間ほど特訓し、秘伝《魔光壁》と《呪陰刃》を習得します。この間にティルやライアがティアドロップの実力を見抜きにかかりますが、14、15という達成値では彼女の実力は計れません。少なくとも12〜13レベルの実力があるようです。
 また、主人の怪しさも相まってティルのプレイヤーは彼女が見た目通りのルーンフォークではないのでは? という疑いも抱きますが、ティル自身にはそこまでの考えはないだろうと真偽判定は自重します。

GM/ティア 「なかなか筋がよろしいですね。今後も精進してください」
カルド 「ラン、よかったね」
ラン 「うん、本当に有難う!」
ライア 「うーむ、ティアさん、相当の腕ですな。この僕が出会った武芸者の中でもここまでの者はなかなか」 あの荒野の魔剣すら見抜いたこの僕の見識眼でも真価を見極めきれぬとは!
GM/ティア 「恐縮です。それでは、皆さんもお気をつけて」
ラン 「うん、ティアさんもね!」
GM では、ティアドロップと別れました。ダルクレム神殿にカメラを移しましょう。
カルド よし、ここからが本番だ。

GM 昼の移動で、ダルクレム神殿へやってきました。神殿が視界に入るくらいまで来ると、送迎部隊の皆さんがやってきます。セージレベル上がってる人、あらためて魔物知識判定をどうぞ。
ライア (ころころ)うん、ダメだねw
カルド ライア、気合がw
GM 届きませんね。金も女も絡んでないし、仕方ないか。
ライア もうすげぇやる気無い。さっきのティアさんの後ろ姿しか脳内にないw
ブラスダ ものぐさ坊主めw
ライア 「やあ、お迎えどうもです」 なんかすげー魔物なんだろうな、まあティアさんも強かったし副団長とかも凄そうだし、ここはそういう世界なんだろう、とかセージらしからぬ達観の境地で空を見上げています。
GM 送迎部隊の皆さんはゆっくりと降下してくると、「自分の足で? 運んで?」と、片言の交易共通語で話しかけてきますが?
ティル 「自分の足で」
ラン 「うん、逃げたりしないよ」
GM そう言うと、送迎部隊はニヤリと笑って離れていきます。じゃあ、ダルクレム神殿へ。ここは相変わらずの様子ですね。大神官のザウル様が「よく来たな」と歓迎してくれます。この人もデータ抜けてないのでライア、再挑戦していいですよ。
ライア (ころころ)うん、まだいいやw
カルド 相変わらず男には興味ないなーw
GM 実況のゴブシスさんが寄ってきて「おー、きみたちの活躍をまた実況できるのを楽しみにしていた。対戦相手はリストアップしてあるぞ。さっそく選ぶがいい!」とにこやかに。
ライア 「やー、ゴブシスさん。その節はお世話になりました。また今日もよろしくお願いします」 俺らメアド交換する仲。
GM/ゴブシス 「やあ、ライフォスの。こちらこそよろしくな。盛り上がる戦いを期待しているよ」
ライア 「ハッハー、お任せを。オッズにも期待しててくださいよ」
カルド 順当に小さな番号から?
ティル ですな。5:『冬の稲妻』かな?
GM OK。では、トレーナーのボガードコマンダーさんに連れられて、4体の幻獣が現れます。うち2体は昨日死体を見た奴ですね。フロストワイバーン。その弱点看破と、もう一種類のチェックで2回ずつ魔物知識判定お願いします。

 残念ながら、弱点は見抜けず。新顔の幻獣についてはライアの達成値が一桁でヒヤリとさせられましたが、ティルが無事にデータを看破。前衛に『BT』130頁、サンダーバードが2体、後衛に同じくフロストワイバーンが2体登場します。後者のうち、1体(Y)が<剣の欠片>×6入りです。

GM フロストYのHPは、頭部と尻尾に+8点、翼に+7点ずつね。距離は1d×5mほど。カルド、ヨロ。
カルド (ころ)15mくらい。

 X・Y<5m>A・B<8m>●<8m>テ・カ・R<4m>L・セ・ブ・泥

GM これで。先制値16です。ティル、ガンバ。
ティル (ころころ)1足りないので指輪割ります。
GM 了解。そちらの先手で、次回1ラウンド目から再開しましょうー。次回の開催日程は6/19(水)となっています。今日はここまで! おつかれさまでした。
カルド おつでしたー。
ブラスダ もつかれさまでした!
ラン おつ。ところでGMー、連戦予定じゃなかったんだけど、GMの前の発言メモを見つけて連戦した方がいい気がしてきた。闘技場に入る前にMP回復しちゃ駄目かなw
GM あ? いいですよ。入る前ってことなら。
ラン 6レベルになったらリスト7が消えるかも知れないらしいよ、皆! つまりリスト6は確実に消える!
ティル よし、連続挑戦だ!
ラン どもです。ライアー、魔香草お願いします!
ライア ではランから順番に。(ころころ)

 ランに2つ、ブラスダに1つ魔香草を使ったライア、長期戦を見据えて自分にも使っておくべきか迷いますが……。

ライア まあ大丈夫かな、これで……あー、【セイクリッド〜】はなぁ。3戦するときついか。いちおう自分にも1個使っておくわ。
ラン ういw

ライア r0+3 魔香草MP回復
(ダイス) liar -> Rate0+3 = [1,1]<自動的失敗>

ライア ハッハー! あかん、今日はダメな日ですな、もうw
カルド まあ、これで運を買ったということでw
ラン もいっこしていいよ(笑)
ライア どうもw

ライア r0+3 魔香草MP回復
(ダイス) liar -> Rate0+3 = [1,1]<自動的失敗>

ラン ちょ!?
ライア おいー! どうなってんの、この草w
カルド 湿ってる、湿ってるよw

 最後にオチをつけつつ(ライアはもう一個使ってちゃんと回復した)チャレンジしてみる、決闘場での連続戦闘から次回再開!


■共有財産
・パーティ資金:810G(セシリアへ100G貸出、ライアへ2800G貸出、ランへ2000G貸出、ティルから1000G借入)
・松明:35本
・保存食:16個
・魔香草:14個
・インゴルマのチケット:7枚
・グラトルマの便宜:2個
・剣の欠片:6個
・ザウルのメダル:9個
・謎の金属プレート/座標コード
・白Aのカード*3(100G*3)
・白黒Aのカード*3(100G*3)
・金Aのカード*4(150G*4)
・赤Sのカード(1200G)
・剛力の指輪
・コンバットメイドカチューシャ(2500G)

■PCの状態
ティル :HP29/29 MP16/18 防護2 残り46日
ライア :HP33/33 MP30/30 石5点2/2 草14/20 ゾロ:*****
カルド :HP42/42 MP24/27 飛行6/6 カード:緑B*17/緑A*3/赤A*2/赤S*1
ラン  :HP34/34 MP28/30 石:5*2,3*1 ゾロ:*
セシリア:HP27/30 MP25/28 弾丸3/3 魔石3点 1ゾロ0回
ブラスダ:HP32/32 MP51/53 使い魔MP10/10 石:3*4