第6話「ミッション未定」
GM さーて、ではぼちぼち凶夢組のセッションをはじめるとしましょう。
セシリア よろしゅうー。
GM 今回から、第6話に入っていきます。各自レベルアップも終わってると思いますので、例によって成長申告からお願いしましょう。ティルくんから順に、目立った変更点を教えてくださいな。
ティル はい。スカウトを5レベルに上げ、エンハンサーを1レベル取得して【ガゼルフット】を覚えました。やっとMPの使い道ができたよ!
GM ここで【ガゼルフット】取得か。かなり安定した回避力を発揮できそうですね。
ティル 以上です。本日もよろしくお願いします\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
GM ありがとうございました。続いて姉妹。
カルド ほい。能力値は筋力が上がりました。技能はギリギリまで悩んだ結果、今回は保留にして経験点温存。プリーストを上げることも視野に入れてます。
GM なるほど。あれ、筋力22になった? もう+4に手が届くんだ。そうすると、<勲功>7つでもらえる<黄角騎士の鎧>とか欲しくなりそうですね。
カルド うん、腕輪を買う予定。<勲功>が貯まったら鎧も欲しくなるなー。
ラン すごーい。ボクの能力値成長はたぶん知力。フェアテが4になって範囲魔法覚えたよー。使うかはともかく。
セシリア 【ファイヤブラスト】ですか。
ラン うん。レベル上がったらまた変更するだろうけどね。あと、黒帯と剣が欲しいお年頃ですw
GM えー、炎6ランク、光4ランク、闇4ランクが使える魔法ね。集中してきたな。では続いて、セシリア、ライア、ブラスダよろしく。
セシリア あい。能力値で上がったのは精神力。経験点は温存です。マギテック5には300点足りなかった。【ショットガン・バレット】や【グレネード】はお次ですね。
ライア 僕も経験点は温存だ。能力値は逃げるために敏捷度アップ。
ブラスダ コンジャラー5レベルになったぞい。深智魔法も5レベルまで使えるようになって、魔力が8に揃った。能力値の成長は敏捷度ー。
GM OK、ありがとうございました。今話を無事にクリアすれば、総経験点が15000点を超えて「公式基準で平均6〜7レベル」に達します。まずないとは思いますが、もし次の成長を終えても平均レベルが「5.4以下」だった場合には、5.5まで切り上げますので、張り切って経験点を稼いでください。では、本編。あらためてよろしくお願いします(/・ω・)/にゃー!!
カルド (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!!
ラン (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
砂洲の川に住み着いた海鮮トリオとでも言うべき水棲の魔物たちを倒し、見事巡察任務を成し遂げた一行。
次なる冒険のはじまりだ。しかし、まずは傷ついた身体を休め、“猟犬”の襲撃を切り抜けなければならない。
10日目「夜」【荒野】からの移動
前話クライマックスの戦闘でかなり消耗した一行は、MPの尽きかけたセシリアに<魔香草>を使用したあと、隣接する【フェトルの孤児院】を目指します。
GM 【フェトルの孤児院】に移動ね。じゃあライア、ランダムイベントの1dをお願いします。
ライア (ころ)2。
GM ランダムイベント表の結果は「なにもなし」。では、行く手に不吉な黒雲が。
ティル なにもないのに不吉な黒雲は出るのかw
ラン こわいよう……・゜・(ノД`)・゜・
GM いやいや、雰囲気作りですよ。では、孤児院のある村へ到着します。
NO.45【フェトルの孤児院】 [宿][情][M][!]
いくつかの小さな家々が寄り添うようにして建っている。その中に、慈雨神フェトルの聖印を掲げた建物がある。
GM にわかにかき曇り、どんどん暗くなる空を見て、村人たちも堅く扉を閉ざし始めます。孤児院に向かうと、院長のカジミール先生と弟子のヤンくんが、子供たちと一緒に出迎えてくれる。
ラン 「こんばんはー」
GM/子供 「うっわーい」「追いかけっこのお兄さーん」「力持ちのお姉さーん」
ラン 「えへへw」 懐いてくれる子をひょいっと抱き上げます。「またお世話になっても良いかなぁ?」
GM/ヤン 「お疲れでしょう。是非休んでいってください。子供たちも喜びますから」
ティル 「懐いてくれてる所悪いんだが、少し休ませてくれ。さすがに眠い。ってか、子供はそろそろ寝る時間だろ」
GM/子供 「くっ……そんないい子ちゃんなことを……」
ラン 「まぁまぁ、じゃあお話しながら寝よっかー」
セシリア 「お姉さんと、おねんねしましょうね〜」
GM では、子供たちと遊んでもらう判定は翌朝ということで。カジミール先生は穏やかな口調で子供たちを部屋に追いやり、「寝相が悪い子も多いので、相部屋はおススメしませんねえ……。“猟犬”が出ないとも限りませんし、隣の部屋ではいかがでしょう」と、控えめに勧めてきますよ。
ティル 「はい、泊めてもらう身ですし、それで構いませんよ」
カルド 「そうだね、猟犬が来たら子供たちを守らないと」
ライア 「やあ、子供達。代わりにこのライアさんが面白い話をしてあげよう」と、延々と(大法螺混ぜた)自慢話を子供達にw
ブラスダ めちゃくちゃ盛ってそうだなw
ラン 「ライアの話、嘘ばっかだろーっ」
ライア 「な、何を言う。ライフォスに誓って真実だよ!」
GM 子供たちは大層目を輝かせますが、さすがに遅い時間ですからね。ヤンが声を張り上げて、「さあ、部屋に戻った戻ったー」と追い散らします。それと、部屋に向かう途中、孤児院の中庭に特徴的な神像が飾られた小さな祠がありますよ。
セシリア 「(首をかしげて)あれは?」
GM/カジミール 「これが、お話した『制裁の双子女神』の祠です。フェトル神とともに合祀されているのを僕が見つけましてね。それでここに神殿代わりの孤児院を建てたのですよ」
■制裁の双子女神の祠
祠は、建物の奥にある。中央にフェトルを置き、姉妹神はその左右に控えている。
制裁の双子女神は、どちらも少女の姿で、一方は雷の衣を纏って雷を宿した剣を持ち、もう一方は雨の衣を纏って風を宿した槍を携えている。
台座には、魔法文明語で『慈雨神とその娘たち。“雷の娘”と“嵐の乙女”』と刻まれている。
セシリア 「すごく強そうな神様ですね」
ラン 「へーぇ、何かちょっと格好いいなぁ! 剣と槍だって! ボクと姉ちゃんみたいだね!」
ティル 「なるほど、これが」
ライア 「ふむ……」 この祠って遺跡としての資財価値あるかなーとか内心で物色しながら。
カルド 「これが双子神の祠なんだね。これと同じものがあちこちにあるのかい?」
GM/カジミール 「そうです。しかし、お話した通り距離がありますものでね。皆さんがお手空きになったときには、是非調査をお願いします」 その祠を見つめながらカジミール先生はいつになく真面目な顔で、「では、そろそろ夜に備えるとしましょうか。この建物はそれなりに工夫して、“猟犬”が変なところから入らないようにしてあるのですが、アレらは理屈が通じないときがありますからね。皆さんにもお手伝いして頂かないといけないかも」と呟く。
ラン 「うん! 勿論だよ」
セシリア 「頑張ります」
カルド 「寝ずの番でもするかい?」
GM/カジミール 「特に今夜は嫌な予感がします。恐らく“猟犬”が現れれば私は気づくと思いますが、皆さんも寝ずの番とは言わないまでも、気を張っておいてください」
ラン うぁぁw
セシリア ひどい予告をみたw
GM では、“猟犬”チェックに参りましょう。ラン、2dお願いね。
幸い、このtbでは“猟犬”の出現はなし。HPとMPをある程度回復させたブラスダは、クロコダイルに破壊されたディビットに代わる新しいオークを護衛として作成します。また1ゾロを振って<魔化された枝>を爆発させてしまいましたが、再挑戦して成功。
続く「深夜」でも“猟犬”は出現せず。ひょっとして今夜は襲撃なしかと思いましたが、「未明」のチェックでは……。
ラン (ころ)4。
出でよ☆ 喰ら〜うものどもよ〜♪ \(゜д゜)?ハッ!
ブラスダ でたー!
GM では、草木も眠る丑三つ時。きみたちは、廊下の向こうから「ぺたり、ぺたり」と何か湿ったものが歩く音を聞き、目を覚まします。
ティル 深きもの(ディープワン)でもきたか?w
セシリア それは勝てんのじゃw
ラン 「! 何かきたっ?」
ライア ビクンっと起きます。
カルド むくりと起き上がって……鎧着るヒマある?w
GM 所要時間1分前後……さすがに悠長過ぎるかなあ。<非金属鎧>は着たままでも何とか寝られるけどね。
セシリア 金属鎧じゃなくとも寝心地はひどそうだがw
ラン 待って、回復は深夜までで終わってるよ。
カルド 起きてた宣言してなかったからねぇ。しときゃよかった、といまさらながらに思ったw
セシリア してませんでしたね。そういや。
ラン そうだけども……ルール上休んでないから必要ないと思ってたなぁ。
GM (「ルール的に最大効率」でない部分は演出で処理されるべきって認識なんだな)そんなことはないけど、今回は負けておこうか。今夜は“猟犬”やべーから起きてたー、と思う人は夜明け前に起きてたでもいいですよ。
カルド ありがとー。<オールタイムアーマー>があるから、「金属鎧は来たまま寝られない」がSW2ですからなー。
ラン どもです、じゃあ次からは回復できないときは起きてると宣言しないとね。
セシリア まあ次からはしっかりしとこうということで。
GM カジミールさんとヤンくんはちゃんと睡眠を取っていました。ぺたりぺたりと足音は近づいてきます。きみたちの部屋の奥には子供部屋があるので、ここで何とか食い止めましょう。
ライア 「こんな、既に“猟犬”がいるかもしれない場所にいつまでも居られるか! 僕は自分の部屋に戻るぞ!」
ラン 「逃げると喰われるよ、ライア」
カルド ライアは首根っこつかんで、後衛にすとん、と。
セシリア 銃を構えましょう。
GM やがて、足音は扉の前で止まり……次の瞬間、扉付近の壁をすり抜け、異形の影が5つ、部屋の中に入ってきます。頭身の低い直立二足歩行、両生類のようにのっぺりした緑色の丸顔には、瞳のない黄色い真円の目が二つ。灰色のローブを纏っており、裾からは魚のような短い尻尾が覗いている。右手には包丁を握り、左手には小さな灯の入ったランタンを提げてゆっくり近づいてくるよ。
ラン トンベリww
セシリア なんか、<みんなのうらみ>が来そうなw
ライア 「ひ、ひぃ……来る、来るよー、アイエエエ!」 あれ、詰んでない?w
ティル 「また、大量だなオイ」 つーか、近づかれたら即死やんw
ブラスダ ま、まだそんなにモンスターを殺してない……はず。
ABCDE<5m>樫・テ・カ・R<5m>L・セ・ブ
GM こんな感じ。なお、狭い室内ですので1部位のキャラクターでも飛行のボーナス修正は得られません。では、魔物知識判定をお願いします。知名度14、弱点値17。
ライア (ころころ)フッ、17。「こいつらはあれだ。東洋の怪物、トンベ=リーという」
ラン すげー。
カルド さすがライア、恐怖ゆえの知識w
深人の“猟犬”(分類:神族、魔物レベル6)
知/弱:14/17 先:16 移:15 弱点:命中力+1
命9(16) 打2d+10 避8(15) 防3 HP24 MP12 生抵8(15) 精抵8(15)
「○毒無効、○病気無効、○精神効果無効」
「▼膿夢の祝福」
命中力判定(固定値なら対象の回避力判定)と打撃点の決定において、2dの出目をひっくり返して変更できます。
この能力を使用すると、MP5点を消費します。
「○報復の刃」
この魔物が近接攻撃を行う対象が、直前の手番でいずれかの“猟犬”にダメージを与えていた場合、打撃点が+「直前に対象が“猟犬”に与えた適用ダメージ」点されます。この効果は、同一の対象には1ラウンドに合計1回しか効果を発揮しません。
この効果によって合算ダメージが本来の2倍を超えることはありません。例えば、本来の打撃点で算出されたダメージが12点なら、打撃点の上昇は+12点までです。
GM 弱点抜けてますので、こっちの回避力を14まで落とします。命中力判定は普通にやってください。
セシリア 普通に<みんなのうらみ>だわw
ラン 出来るだけ後衛で倒せと。無理だろ!w
GM データ確認したら先制判定。こっち、16だって。
ティル 私8スタートなんですけど(汗)。
先制判定の結果は達成値15で一歩足らず。ティルは<俊足の指輪>を破壊して得たボーナスで先制をもぎ取りました。うかつに近接攻撃で大ダメージを与えると「○報復の刃」によって手痛い反撃を受けるとあって、一気に殲滅にかかるにはリスクを伴う“猟犬”です。一行は、1ラウンド目は後衛陣からの遠隔攻撃で着実にダメージを積み重ねる方針を固めます。
〔第1ラウンド PCターン〕
GM それと、きみたちの手番終了時、カジミール先生とヤンから支援ダメージが飛んできます。任意の対象1体に、回避軽減できない「威力20+5/C値10」点ダメージね。
カルド 了解。ブラスダの一手目は【スパーク】だね、二手目はよければ【ファナティシズム】ください。
セシリア 【ファイアボール】が微妙に遠い……室内じゃまずいけどw
ブラスダ 火事になるw
ラン 【スパーク】が良いのかというと怪しいけどな(笑)。
カルド そこは気にしない方向で…w
セシリア ショットガンとかぶっぱなすと室内酷いことになりそうねw
GM/カジミール 「構いません、気にせずやってください! ……できれば後で修理を手伝って」
ラン 「う、うん、ごめんなさい(笑)」
GM/ヤン 「こういうこともあろうかと、寝室に価値のあるものは置いていません!」
ラン たくましいね!?
セシリア いやな予防処置だw
GM 【ライトニング】以上はできれば勘弁してあげてって感じだな。命には代えられんけど。じゃ、とりあえず【スパーク】撃っとく?
ブラスダ うい、1m下がって、そーれ電撃ー(ころころ)。
この【スパーク】は5体中、3体の“猟犬”の抵抗を破り、1ゾロも出現したものの2体のHPを4割ほど削り取ります。
ABCDE・樫<5m>テ・カ・R<5m>L・セ<1m>ブ
ブラスダ 前進だオーク、だめもとで木人ぱーんち。(ころころ)8。
GM ぬるり、とかわした。
カルド 嫌なかわし方だなw
ラン きもちわるい……w
ライア では僕だ。補助動作で《魔法拡大/数》し、鼓咆【怒涛の攻陣U:烈火】。【フォース】×5で魔法攻撃。
GM OK、行使判定どうぞ。
ライア 行使はまとめてでよかったです?
GM 好きなほうでオッケー。
ライア なら一気に(ころころ)ヒャッハー、17!
この【フォース】ではダイスが大暴れ。3体に対して1回2回とクリティカルが重なり、“猟犬”AとEが一瞬で消し飛びます。Bも瀕死で、CとDはHP半減近く。
ライア (ころころ)最後は22点だぜ! 「フハハハ、凄いぞ、カッコいいぞー!!」
ブラスダ 「なんと!!?」
セシリア 「す、すごいですねぇ」 フォースのダメージじゃないよw
ラン 「……ちょ、ちょっと見直したよ(ぽかーん)」
BCD・樫<5m>テ・カ・R<5m>L・セ<1m>ブ
カルド 「ライアもやるときゃやるねぇ」 感心してる
ライア 「見ているかね、少年少女諸君。これがいずれ神の使徒として歴史に名を残すであろう、ライア=E=ハンドレットの実力のほんの一部だよ」 と孤児達にアピールしておこうw
ティル 「あー、今回は素直に尊敬したわ」 孤児達は隣の部屋だから見えてないがなw
GM え、じゃあ後ろの扉が細く開いて「ス、スゲーッ」という小さな驚嘆の声が?
ラン 起きてきた!?
ブラスダ まあ。こんだけ騒いだらなw
ライア 「ははは、敬ってお布施とかするといいよ」
GM ヤンがぴしゃーん!と後ろ手に扉を閉めます。それはさておき続き。でも、もうこれ終わったかな?
案の定、続くティルの攻撃によって、さらに1体の“猟犬”が消滅。残る2体はカルドとセシリアの攻撃を続けざまにかわして粘りましたが、乱戦エリアに踏み込んだランの【ファイアボルト】によって、わずかな残りHPを削り切られました。
ラン 「これで、おしまい!」
GM 減衰しながらも表皮を焼いた炎にあぶられ、“猟犬”は一瞬で蒸発していきます。戦闘終了! “猟犬”は1ラウンドで経験点300点に化けました。
セシリア 「おしまいですねぇ〜」
GM/カジミール 「わ、我々の出番がなかった! ……おつかれさまです。大変戦い慣れていますねえ」
GM/ヤン 「ありがとうございました。これでまた1日、元気にやっていけます」
ラン 「ううん、今のはライアのGJかな(笑)。ちょっとだけ見直したよ?」
セシリア 「ライアさんすごかったですね〜」
ブラスダ 「いつもこの調子ならいいのにな」
カルド 「大事にならなくてよかったよ」 ライアの頭をくしゃくしゃ、と。
ラン 「あ、ボクもやったげようかー♪」 姉ちゃんの真似してライアの頭くしゃくしゃ。
ライア 「おいおい」
ティル 「さすがに二度寝する気にはなれんし、朝までどうするかなぁ」
GM/カジミール 「眠気は吹っ飛びましたね。もう日が昇りますし、子供たちを起こして朝の支度をしましょう。よければ少し、子供たちの相手をお願いしてもいいですか?」
カルド 「ああ、いいよ。任せなよ」
GM “猟犬”チェックはtbの終わりなので、15日目の「朝」になります。その前に、子供たちと遊ぶ判定に挑戦する人は済ませてしまいましょうか。
ラン はーい!
■子供たちと遊ぶ
各自、「冒険者レベル+(敏捷度/筋力/知力の任意)ボーナス」で判定せよ。
一定以上の達成値を得れば、きみは「追いかけっこの/力持ちの/物知りのお兄さん(お姉さん)」と呼ばれ、子供たちから一目置かれる存在となる。
この判定は以降、【フェトルの孤児院】にやってくるたびに子供たちにせがまれる形で挑戦できる。
3つの能力値すべてで成功したPCは、「憧れのお兄さん(お姉さん)/名誉点10点」の名誉称号を得、★★を獲得する。
GM 目標値は16……ですね。使う能力値を宣言して、それぞれ1回だけ判定をどうぞ。
ラン これ前からちょっと疑問だったんだけど、PC間で経験点差が出るって意味??
GM いや。書き方はアレだったね。「憧れのお兄さん(お姉さん)」の称号ゲットは先着1名様だけなんだけど、★獲得による経験点は全員に与えられるんだ。
ティル なんだと、早い者勝ちなのか!(笑)
ブラスダ なるほどなあ。
セシリア 自分は知力で物知りお姉さんを目指すぞー。
結果、成功したのはセシリアのみ。「追いかけっこのお姉さん」に加えて「物知りのお姉さん」の称号を得た彼女が一歩リードです。
GM それじゃ、「朝」の移動に移りますよーう。
ラン あ、みんな。次に受ける仕事だけど、双子女神の祠調査じゃなくていいんだよね?
カルド うーん、あれは後回しでいいかと。
ティル どっちにしろヴィクトルードに戻るしねぇ。
セシリア ですね。
ラン おっけ、じゃあ戻ろう。
11日目「朝」【フェトルの孤児院】からの移動
ティル では【死と腐敗の双神殿】へ向かって移動します。
GM あいさ。ランダムイベント! 宿泊可能だろうが関係ないぜ。ライア、1dお願いしまーす。
セシリア 城塞都市の隣なのにえらく怖いあのエリアね。と言うか、孤児院の隣にこんな神殿合っていいのかいなw
ラン 隣と行っても広いからね。
ブラスダ アメリカの郊外でのお隣みたいなものかw
ライア (ころ)1だ。
出でよ☆ 喰ら〜うものどもよ〜♪ \(゜д゜)?ハッ!
セシリア またかいww
カルド それかw
■悪夢からの呼び声
きみたちは、風の中に甘美な囁き声を聞く。声はきみたちを夢の中へと誘う。
全員、精神抵抗力判定を行うこと。失敗したキャラクターは、束の間、眠りに落ちてしまう。
ラン またか!
GM 目標値は16でーす。
この判定にはカルドとライアが失敗。ティルは〔剣の加護/運命変転〕を使用して難を逃れました。眠ってしまった二人は束の間の眠りの中で、恐ろしい悪夢を見ます。
(ここは……。どこ、だ……)
鈍い頭痛とともに、ぼんやりと意識を取り戻したきみは、薄く目を開く。
辺りは薄闇に包まれていた。上下が逆転した視界と背中の感触が、自分の身体が緩く傾斜した地面に仰向けに倒れ、頭上を見上げる形になっていることを伝えてくる。
ぽつり、ぽつり。
視線の先で、赤と黒の花が咲く。
そこには、池があった。闇色の睡蓮が無数に浮かぶ、黒い池が。
(血の、色……)
黒い水面に咲く赤色に思いを馳せた瞬間、きみの意識は急速に覚醒する。
思わず起き上がろうとして、手足が動かないことに気づいたきみは、首をもたげて身体を確認し……声にならない悲鳴を上げた。
きみの身体は、欠けていた。手がない、足がないのだ。
きみは四肢をもがれた胴体と首だけで地面に横たわっている。
「あ……」
思い出したように、食いちぎられた四肢の断面が激痛を伝えてくる。
視界が紅に染まり、混乱する思考の中で、きみは必死に視線を巡らす。
すぐ傍に、女がいた。
地面にぺたりと座り込み、恍惚とした表情できみを見ている、毒蛇のような黒髪の女が。
『いいのよ』
女が、甘美な声で囁く。知らない言語のはずなのに、きみは何故か女が言っていることが理解できる。
『心配しなくていいの。神様が、新しい身体をくれるから。私、そうお願いしたのよ』
その言葉はきみの心に、魂に沁み込んでいく。猛毒のように。呪いのように。
きみ自身の血に全身を染めた女が、残された胴部に血塗られた手を伸ばすのを見つめながら、きみは思い出す。
『だから、ねえ。もっと貴方を頂戴。いつか、私が満たされるまで』
そうだ。
自分の、身体は。前の身体は。前の前の身体も。
この女に、みんな食べられてしまったのだ。
全身を冷たい汗に濡らし、身体の奥に何かおぞましい悪寒を感じながら、きみは目を覚ました。
「膿夢浸食度」が1点上昇する。
ライア 「あ、アバー!」
GM 唸る風がライアの耳元を撫で、「あと少しね」と空耳を残していきます。
ライア 「((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル」 ヒャッハー、俺のSAN値がクライマックスフェイズ!
ラン ライア、マジ封鎖領から出れないんじゃね?(笑)
セシリア つうかカースドランドまじこわいw
GM 変異チェックまでもう少しですね。では、【死と腐敗の双神殿】に到着します。
NO.35【死と腐敗の双神殿】 [宿][情][!]
不気味なふたつの塔が建っている。塔は、まるで空に向かって立ち上がった2匹のムカデのようだ。塔の下には、掘立小屋のような粗末な家が建ち並んでいる。
GM スルーしとく? ちょっとくらい神殿に近づいてみても……。
ラン やだwwww
カルド スルーしとこうw
「お近づきになりたくない神様ランキング」の常連であるザールギアス&ブラグザバス神殿、華麗にスルーされ続けます。次の移動ではランダムイベントも発生せず、一行はやっと【城塞都市ヴィルトルード】に戻ってきました。
カルド 「帰ってきたねー」
セシリア 「なんか久しぶりです〜」
ティル 「せっかく戻ったんだし、騎士団には報告に寄っとくかな」
ラン 「うん、おじちゃんのとこいこー!」
ライア 「うむ、僕の戦果を副団長殿に報告しなくては!」
ラン 「それはどうでもいいとこじゃない?(笑)」
GM じゃあ、城に向かうと、門衛のカッコイイ騎士たちに通され、副団長ルガルドさんと面会です。
カルド 「ただいま。無事解決してきたよ」
ラン 「おじちゃーん!」とたたたたw
GM/ルガルド 「おお、早かったな。その顔つきを見ると、任務は無事に?」
ラン 「うん!」ぽっふw 「逃がさなかったよー」
カルド 「カニ鍋もおいしかったよ」
GM/ルガルド 「(よしよし)手際がいいな。貴様たちに任せたのは正解だったようだ」 たまたま部屋にいた別の騎士も「新人にこう活躍されては、古参の我らもうかうかしてはおれませんなあ」と感心することしきり。
ラン 「みんなでがんばろーよ♪」
ライア いたいけな子供達を狙う数百の赤い魔獣の目、その前に立ちふさがり敢然と呪文を唱えれば、醜悪な怪物どもは塵芥のごとく瞬く間に灰燼と化した…………と報告書には記されています。
セシリア 数百w
ティル 猟犬は依頼と関係無いのにw
ライア 凶暴極まりない河の魔獣どもを奮闘の末に蹴散らし、村に帰った俺たちが見たものは孤児院を包囲する邪悪な猟犬の群れだった……とか書いてあるw
GM ライアの報告書は、真面目に受け取られていますよ。「子供を救ったか。さすがだ、ハンドレッド。さらに精進し、人々に平和をもたらすべし」
ライア 「幼き命を護るのは我ら騎士の務めですからな。男として当然のことをしたまでですよー♪」
<黄角城>では、任務達成によって得た<騎士の勲功>と引き換えに、特別なアイテムを獲得することもできます。<勲功>は通貨ではなく、名誉点に近い性質の「ルガルド副団長評価ポイント」的なもの。プレイヤーがアイテムの獲得を望んだとき、彼が「PCの能力に合った騎士団の装備を選んで下賜してくれる」という形で<勲功>と引き換えてくれます。
個人個人の働きを称える性質のものなので、一部の例外を除き、複数人の<勲功>を足してアイテムを引き換えてもらうことはできません。自分では使えないアイテムをもらい、それを売却するのはアリ。今回は、みんな様子見で<勲功>の引き換えは見送ります。
GM/ルガルド 「さて……ここに戻って来たというのは、さらなる任務に従事する余裕が出来たと見ていいのか? 貴様らにも都合があろうから、常に騎士の任務を続けろとは言わんが、力を貸してくれるなら頼みたいことは常にある。他にやることがあれば、あらためて登城してくれても構わんぞ」
ライア 「ハッ! この力が閣下や民のお役に立てるならば。何なりとお申しつけくださいませ。出来得る限り尽力する次第です」
カルド 「任務の内容を聞かせてもらってもいいかい?」
ラン 「うん、とりあえず聞きたいな。冒険者の店の方で緊急があるかも知れないから、一端向こうも回ってきたいと思うんだ」
GM/ルガルド 「よかろう。まず、最優先の任務は先日話した、<流血舞踏会>の拠点偵察だ。ちらほらこの任務に立候補している者たちがいるが、総合的に見ると潜入という任務の性質には貴様たちの方が適性があるように思える。既に言ったとおり、敵の本拠地に接近する危険な任務だ。報酬は一人2000ガメル」
プラス、<勲功>3つ。
GM/ルガルド 「それと、他にも<流血舞踏会>絡みの任務がある。実は、<流血舞踏会>には以前から、人身売買に加担しているという噂が絶えなくてな」
ライア 「なんとも卑劣な輩ですな」
ティル 「……」
ラン 「ティル……」
GM/ルガルド 「その辺りを調査していたのだが、どうやら人身売買への関与は真実のようだ。<流血舞踏会>に協力していた馬車の御者が、奴らの過激さに恐れを為し、我らに内通を図ってきた。その者からの情報によって、ある場所を人身売買を行う馬車が通過することが分かってな。その地点へ赴いて待ち伏せ、馬車を襲って囚われた人々を救出する、というのがもうひとつの任務だ」
セシリア 「ほへぇ〜」
ライア 「ほぉ、それは」
GM/ルガルド 「これは偵察に比べれば適性を問わない仕事だと言えるが、内通者の存在自体が<流血舞踏会>の罠である可能性もあるな。報酬は1人1000ガメルだ」
プラス、<勲功>2つ。
ティル 「可能なら、俺は受けてみたいんだが」 日程制限ありそうなのがなぁ。闘技場優先だし。
カルド 「それは看破できないねぇ」
ラン 「罪がない人は助けないとね……!」
ライア 人身売買>囚われた人>商品>美女の方程式がライアの脳に!
GM/ルガルド 「貴様たちがこのいずれかの任務に志願するのであれば、もう一方を別の騎士たちに任せるつもりだ。適性としては、その騎士たちは後者の任務に向いている。どうだ?」
ラン 「適性かぁ……」
カルド 「ちょっと考えさせてもらってもいいかい?」
GM/ルガルド 「よかろう。明日の夕方までは騎士の派遣を決定することはない。それまでに決断できるようなら、またここに来てくれ」
カルド 「了解したわ」
ひとまず任務の話だけ聞いて、一旦<黄角城>を辞する一行。5レベルの間に【ダルクレム神殿】の決闘場で戦っておきたいなどの事情もあり、他の依頼と条件を見比べてから決めようと考えたようです。
<真紅の誓い亭>に戻った彼らは、食事のついでにカルド、ティル、ブラスダが流派の師匠を探し、ティルが【ギルヴァン流愚人剣】の伝承者である老人から秘伝《愚挙理剣》を修めることができました。
今日のセッションはここまで。次回、騎士団の任務と<真紅の誓い亭>の依頼を見比べてミッションを確定します。