第7話「親友の消息」

 雨が上がるのを待って【カオルルウプテ神殿】付近から東へ向かった一行は、騎士神ザイアの紋章を掲げた砦と、城下町のように砦の周囲に広がる村へやってきました。
 偶然にも、時を同じくして近くの森からやってきたと思しき猛獣が村へ乱入した場面に遭遇した一行は、村人を守るために剣を抜きますが……。

 戦闘は、やけにあっさり終了。PCたちにはろくに被害を与えないまま、猛獣(笑)たちは一掃されてしまいます。8レベルとか9レベルの変異蛮族や“猟犬”としょっちゅう戦っている一行にとって、6〜7レベルの動物程度では大した脅威にならないようです。PCからはレベルを見るなり「ただの雑魚に見える」などの発言も飛び出し、GMともども感覚が麻痺し始めている模様。
 一応、レベル相応の敵のはずなんですけどね。

GM 戦闘終了。見事、猛獣たちを蹴散らし、きみたちは大怪我を負って動けなくなっていた村人たちを守り切りました! ★1つを獲得しまーす。
ティル わーい。
ブラスダ ごっつぁんです。
GM そして、最後の虎を倒したところで、砦の方から駆けつけてきた数人の推定神官戦士たちが到着します。先頭に立ってきみたちの方へやってくるのは、まだ若い女性ですね。
ライア 「やあ、君達。お勤めご苦労」
カルド 「あ、お疲れさん〜」 手を掲げて挨拶。
セシリア 「大丈夫でした〜」
GM/女性神官 「(安堵の息をつき)……ありがとうございました。森の動物がこうして現れることは珍しく、騒ぎに気づくのが遅れてしまいまして……」
カルド 「へぇ、珍しいんだね」
ラン 「たまたま通りかかって良かったよ。お礼より、先に怪我してる人たち治してあげて?」
GM/女性神官 「皆さんがいてくださらなければ、どうなっていたことか。これも騎士神のお導き……のみならず、貴方がたの勇敢な行動のおかげです」 と、丁寧にお礼を述べる彼女とは別に、一緒に来た他の神官たちは皆、負傷者の治療をしています。
ティル 「まぁ、無事に済んだなら何よりで」
ライア 「お気になさらずに。はは、まさに神の導きですな。私のような優秀かつ敬虔な神の信徒が近くにいてよかった」 と、女性神官の手を取って。
GM 女性神官は、ライアが手を伸ばすと社交辞令的なスマイルを浮かべつつ……「逆の手で失礼します。こちらの手は……少々、物騒なもので」と左手を。
ラン 「うん?」 それは普通にきょとんと見ちゃう(笑)。
GM 見れば彼女、右手の肘から先が、長剣に変化しています。
カルド おやま。
セシリア 抱きしめられたら切れちゃうねw
ライア 余裕。顔が美人ならOK。ライア君、最近は牙生えて色白だったり、下半身が蛇でもいけるようになったし。至高神の信徒たるもの、分け隔てなく愛を広めるよ。
ブラスダ 適応しとるw
GM そして、神官たちは君たちを含め、負傷者をほぼ問題ない状態まで治療してくれます。さすがに、全部魔法でじゃないですけどね。

 右手が長剣に変異した女性神官はスリャ・ベルティーユと名乗り、この村のザイア神殿長、兼、神官騎士長を務めていると自己紹介します。また、周囲を見れば、村人には重度ではなくとも変異を起こしている人がちらほらと見受けられ、さらにスリャの連れてきた神官は全員が女性であることが分かります。

ブラスダ 男の神官いないんかい。
ラン 物騒な場所だし、ちょっと珍しいよね。
ライア 素晴らしい、つまりハーレムルート突入ですな!
GM スリャは、きみたちを「いい冒険者」と判断したのか、「村人の窮地を救って頂いたせめてものお礼に、今夜は神殿にお泊りになられませんか? 大したもてなしはできませんが……」と誘います。
ラン 「うん、助かるよ! でも、何だかお姉さんばっかなんだね。男の人とか行っちゃっても平気?」
ブラスダ 「そういえば(きょろきょろ)たしかに?」
カルド 「この男(ライア)はちゃんと見張っとくから大丈夫よ」
ライア 「何を言うんだカルド君。私は純粋に神官同士、彼女達と親交を深めようというだけだよ」
GM/スリャ 「他の地方の方は、やはり不思議に思われるのですね……確かに、私どもの神殿には少し特殊な事情があります」
セシリア 「特殊な事情?」
GM/スリャ 「が、男性の方を立ち入れさせない、ということはありません。そして、その事情は、神殿を見てもらったほうが早いでしょう。どうぞ、こちらへ」
カルド 「それじゃお言葉に甘えて」
ライア ほいほい着いていこう。
GM それじゃ、スリャさんはきみたちを神殿の中に案内します。すると、真っ先に目につくものが。

・ザイア神殿
 このザイア神殿は少し変わっている。神殿の奥には重厚な鎧を纏い、右手に槍、左手に盾を持った女騎士の像が安置されている。スリャはこの女騎士像が騎士神ザイアだと言う。が、ザイアは一般的には男性神だ。

ブラスダ あー。
セシリア 戦女神という考えかぁ。
ライア 「おや、これは……ほぉ、なるほど。面白い」
ティル 「なるほど。信仰の解釈方向が違うのか」
GM/スリャ 「そういうことになるのでしょうね。この地域には、ザイアは高潔な騎士神であると同時に、純潔の女神であるという言い伝えがありまして、この神殿でもそれに倣って女神としてザイアを奉じているのです。そんな女神の純潔を守るため、この神殿の神官も騎士もすべて女性です」
ラン 「なるほどー!」
ティル 「信者でない身としては邪神として奉ってるのでない限り問題ない気がするな。間違った信仰なら神様側でキャンセルされるし」
GM/スリャ 「由来は定かではありませんが……こうした信仰の側面から、この地域ではザイアは女性の純潔を守る女神としても信仰されています。この神殿には、無知で粗暴な男たちの手から逃れてきた女性がたくさんいるのですよ」
カルド 「そんな風な事情があるんだねぇ」
ブラスダ 「そういう信仰もあると本で読んだような気もするが、実際には初めて見るな」
ライア 「神の解釈は地方によって異なるからね。なるほど、無知で粗暴……私とは真逆なものどもですな」
ラン 「……(じとー)」
ライア 知性に溢れて喧嘩嫌いなライア君、なにも嘘を言ってない!
ラン (笑)
GM そしてスリャは、「もっとも、そうした女性たちも、決して無条件にすべての男性を軽蔑したり、恐れたりしているわけではありません。そう……『人それぞれ』です。ただ……これはお願いしなければなりませんが、その……神殿内でロマンスを求める類の行動は謹んでくださいね(笑)」
ラン 「だってさ。ライア」
ライア 「ハハハ……い、いやぁ、神聖な神の御前でそんな恐れ多い……ハハハハハハ(滝汗)」
カルド 「大丈夫、しっかり見張っとくからね」
GM/スリャ 「それから、今夜お休みになって頂く部屋についてもご説明します。なにぶん、ここには“猟犬”に対する十分な備えがないので……決して多いとは言えない神官戦士たちで、神殿内に暮らす女性たちを守るため、夜間は大きな1部屋に皆で集まって眠るのです」 毎日が学校の体育館で避難生活的な。
ラン 大変だなぁ。
ライア 「猟犬は危険ですからなぁ」 まあ、女性達に囲まれて寝るなら多少粗末な建物でも全然おkっすライフォス様!って内心で思ってる。
セシリア 夜中にトイレに行きたくなったら死亡フラグですなw
カルド エコノミークラス症候群に気をつけねばw
ブラスダ 女性ばかりの中で男二人か……。
ライア 自制判定が必要と!
ブラスダ なんのだw
セシリア 失敗したらちょん切られるんですね(笑)。
GM 自制判定はともかく、非戦闘員の女性たちを大部屋の中央に、それを神官たちがぐるりと囲む形になって夜を明かすわけですね。この環境をルール的に説明すると……。

■ザイア神殿に宿泊する
 神殿では無料で大部屋に宿泊できる。ただし、“猟犬”が出現した場合、神官と共に神殿で暮らす無力な女性たちを守らなくてはならない。
 戦闘時、「女性たち」は合わせて1体のキャラクターとして扱い、自軍後方エリアに配置される。防護点は2、HPは30だ。HPが減少するたび、「女性たち」の中から死者が出る。HPが0になれば全員が死亡する。
 “猟犬”は、可能な限り「女性たち」を直接ダメージを与える手段によって攻撃する。ただし、広範囲に影響を与える効果を使用するときは、より多くのキャラクターを攻撃できるなら「女性たち」を無視してでも、それを選択する。
 また、神官たちも“猟犬”の排除に加勢する。このため、PCは支援ダメージ(威力30+PCの平均レベル点/C値10)を得る。

ラン ああ、やっぱりかー。
セシリア 1ダメで死んじゃうモブですか。
ブラスダ 女性を狙うとあるが、純潔でないのを優先的に狙うとかないよね。念のためw
セシリア 何その逆ユニコーンw
GM ただ、スリャさんは「今日は皆さんには、思いがけず大きな被害を出すところを助けて頂きましたので、今回はゆっくり休んで頂いてくださっても結構ですよ」と仰います。
ブラスダ そういわれても……ねぇw
ティル 「あー、猟犬の事もあるんで一応交代で起きときます」
GM/スリャ 「そうして頂けると助かります。今夜は、食事もこちらでご用意させてください」
ラン 「ありがとう! 楽しみだなー」
GM/スリャ 「一応、村の方では保存の利く食料も売っていますから、要りようでしたら雑貨屋を訪ねてくださいな」
ラン 「はぁい。あ、そういえば色々聞きたいこともあったんだった。ボク、片づけを手伝いがてらちょっと村の人と話してくるね!」
ライア 「ははは、では僕は信者の皆さんと神官同士、神学を語り合って交流を深めるとしよう」(=働かない)

 と、いうわけで。ザイア神殿の内情に納得した一行は、砦と村に分かれ、情報収集や先程倒した猛獣からの戦利品獲得を行うことにします。ティルは村の雑貨屋で<保存食>に加え、ラッキーアイテムの<黒胡椒>も購入。戦利品は、赤Aカードになる牙や象牙と、900G分のその他戦利品の回収に成功します。

GM ところで、村側。きみたちの戦いを直接見てない村人は、興味深そうに顔ぶれをしげしげと眺め……ランの姿を直視して引いたりしています。
ラン あ、目立つ……ねw ←変異で全身から黒い靄が延々沸き出し中。
ブラスダ そりゃあ、なあ。
GM 目立つびっくり加減で驚かれてるのも間違いないようですが、たまに「……あれ」「え、神p……違う」みたいな呟きも。
セシリア 神pってなんだ?
ティル 神父?
GM 尻すぼみに消えて行った単語と思いねえ。神父と言われればそうも聞こえた。まあ、ティルが40分も作業してるので、その間に仲良くなりましょう。おっさんたちも、はじめは引いてますが、「あー……村のもんが危ないところを助けていただいたそうで……お世話になりました」と控え目に声をかけてきたり。
セシリア 「いえいえ〜、無事でよかったです〜」
ラン 「うんうん。ほんとよかったよ。怪我した人は大丈夫?」態度は気にせずにっこり微笑みかけます。
GM/村人 「おかげさまで、大事なく。ただ、こーんなデカいのが出たのははじめてですよ。なんて魔物ですかねコレ? こっちのでかいのは食えるのかどうか……(悩)」
ブラスダ 「うーん、どうだろう」
カルド 「食べれば食べれるとは思うけどねえ……」
GM/村人 「肉を食べる動物でなければまあ……試してみますかね」 というわけで、今夜のザイア神殿には象肉のステーキ・お試し版がおすそわけされます。これ一頭分の肉で村が何日食えることか。
ブラスダ 肉食獣は内臓食べたらアウトだったな。
GM そんな感じで、ある程度交友も深まり。何か聞きたいことある? ものによっては判定を要求しますが。どうも村人を助けたボーナス「一泊、足手まといを守らなくていい権」は受け取らなそうなんで、情報料のほうをルールで求められても自動でタダにしたげよう。
ラン こう言うことはちょくちょくあるのー? とか、近くに交流がある街はあるのー? とか聞いてます。
カルド 隣のカオル神殿について聞いてみたい。
セシリア カオル神殿……。夢はいいね、とか言い出しそうだねw
ラン それ別人www
ティル 依頼中だしその情報もかな。
GM 村人曰く、日中に動物が突入して来るってのはほぼ初めての出来事のようです。むしろ、夜になってから蛮族が出るのを、いかに“猟犬”の撃退と両立させるかが村を悩ませている問題だとか。
ラン 「そっかぁ…やっぱり大変なんだね…」
GM/村人 「ただ、神殿長のスリャ様はとても勇敢でお強い方です。今までも幾度かあった蛮族、盗賊の襲撃から村を守って頂きました。あ、お強いと言っても皆さんほどかは分かりませんけど。街に関しては、うちは近くに鉄くずが取れる場所があるので、それを『船の街』に売ったりしています。村でつくれないものは街で……という感じ」 この鉄くずがどうこうってのは、砂にまでなった遺跡跡とか、安全だけど冒険者にとっては効率が悪い狩場があるそうですね。
セシリア 砂になった遺跡ですか。
ブラスダ どんだけ古い遺跡なんだか。
GM この領もかつての戦地、しかも<大破局>以降にも戦いが起こった場所ですからね。むしろ被害がすごかったんです。じゃ、ぼちぼちとミッション関連へ。【岩の上の街】から出発した後の、未亡人シモーヌさん、および娘さんのフロルの行き先……とかでよろしいか。今回は時間に余裕があるし、ミッション関連以外は判定なしで聞きだせるような話が多いから、いくつでもどぞ。
カルド ほい。
ラン じゃあ、まずミッション目的から。
GM はいはい。各自、2dしていってください。高い人の採用。
一同 (ころころ)
GM 最高9? なら大丈夫。すると、「シモーヌにフロルねえ……」と首を傾げていた中で、「あ、そういえば」という人が。
ブラスダ お。
GM/村人 「以前、通りがかった冒険者風の人が話していたことがあります。東の方に古い戦場跡……軍の基地?跡みたいのが建ってるんですけどね。【鋼鉄の墓標】って呼ばれてるんですが」
ラン 「こ、こうてつのぼひょう? 何だかごっつい名前だね……」
GM/村人 「その人の話では、そこでフロルっていうラミアの女の子と会ったらしいですよ。まだ小さな子らしいんですが。あ、でも」
ラン 「えええ、本当!? うん?」
GM/村人 「お母さんじゃなくて、ルーンフォークの女の人と一緒だったらしいです。その女性がなかなか強い人らしくて、女の子を守ってたみたいだったとか」
ティル 「ルーンフォーク?」
カルド なんとなく心当たりがw
セシリア メイドさんのルンフォじゃないよね? あの人リャナンシーみたいだから強いけど怖そうw
GM 情報元の冒険者さんは「メイドだった」とは言わなかったみたいですよ。(ころころ)【鋼鉄の墓標】の場所はダルクレム神殿の南、F−4のようです。オープンした扱いになります。
ラン メイドだったらあの人出張りすぎだしwww で、F−4か。遠いような近いような。
セシリア 廃都の右ですか。【鋼鉄の墓標】とか、絶対魔動機械が出てきそうw
ラン ここからだと、3歩では行けるんだけど、微妙に帰路が猟犬までに帰れないね……というわけで、飛べなかった船以外の街が近くにあるか聞いてみよう!w
GM/村人 「ありません」
セシリア きっぱり言われたw
ラン 「そっかぁ。その鋼鉄の所の近くで休めそうな所とかも知らないかなぁ?」
GM/村人 「休めそうな……うちらは知りませんが、そのフロルちゃんと、ルーンフォークの人はどこかで休んでるんじゃないっすかね?」
ラン 「あ、確かにそれはそうだよね!」
セシリア ふむふむ墓標に宿屋マークがあるかもだね。
ティル じゃあ、続いて「すみません。こんな感じのアホっぽい子を見たことないですか?」といつもの質問を。
GM/村人 「あー、はいはい。いつだったかなあ。あれは……ちょっと時期が思い出せないんですが……」 控え目。
ティル む、目撃証言ありか。
GM/村人 「その人本人か確証はありませんけど、似た女性が以前、西から東へ村を抜けていきましたよ。旅の神父さんと一緒でした」
ラン こんどは神父?(笑) カオル……なんとかな神父さんだったら嫌だなぁ。
GM 村人からは「あれ、東から西では?」「え、引き返してきた?」 みたいな会話も拾えますが、時期は皆さん覚えてないようです。
セシリア 何この錯綜具合w
ブラスダ 分裂したかw
カルド うろうろしてるんじゃないかとw
GM/話し合って村人 「あー、西から東へ一度通ったのが引き返してきた説が有力です。旅の神父さんは、道中たまたま一緒になって女性を気遣って同行してくださってたライフォスの神官様のようで」
ラン ほうほう。ライフォスなら大丈夫かな。亜種じゃなければ……!
セシリア まさかNTRルート?w
ラン ちょwwwww
ティル やめろ!
ライア 「ふむぅ、ライフォスですか……」すげぇ微妙そうな顔。こんな地方でライフォス神官名乗るのは碌な奴じゃねぇって。
GM/村人 「とても徳が高そうで、眼鏡をかけた温和な男性でした。村にいる数少ない子供たちにも優しくして頂いたそうで。あと、その方がその……(ちらちらとランに視線を)」
セシリア 「優しい神父さんでよかったですねえ〜」
ラン 「うん?」きょとん、と首傾げ。
GM/村人 「そちらのお嬢さん?に似てます。靄が。あと強いのが」
ラン 「あ、靄か。顔立ちとかのことじゃないんだよね? 何だかびっくりしちゃった」
ティル 変異持ちかよ神父さま。えーと、結局西から東に行って、東から帰って西に行ったでOK?
GM 推定、そう。恐らく元々は東へ行こうとしていて、何かの理由で戻って別の道を行ったのではないかと。東へ抜けたと言ってますが、「村を」であって「ブロックを」ではないようですね。
セシリア つまりまだこのエリアに居る可能性も? ここの西ってカオルさん神殿だよね?
GM そうです。
カルド 東のブロックは不明だね。
GM まったくもってそうですね。
ラン 東のブロックについてダメ元で聞いてみよう。
GM じゃあ、先に2dして。
ラン あ、はい。(ころころ)5の1で6。
GM/村人 「あー、嫌な予感したんで近寄ってないんですが……そっちには壁が」
ラン か、かべ!?
セシリア 崖じゃなくて?
ラン 崖ならまだ分かる。壁って何だw
ティル その更に東が「ダルクレム神殿」だから防波堤じゃね?w
ラン 「嫌な予感……? えっと、おどろおどろしい壁とか……? それともすっごくでっかかったりするのかな」
GM/村人 「なんと言いますか、昔の戦場の名残なんでしょうかね。崩れたりしてない、すんごい壁が遠目に見えたんですよね。砦とかの一部かもしれません。嫌な予感は、でかい方です」
ラン ああ、戦場にでっかい壁があったら確かに何となくやだねw
ライア 「壁ねぇ。ってことは他所からの侵攻に備えた砦か何かか?」 万里の長城的な。
セシリア そういやこの土地自体、壁で囲まれてたんでしたっけ。
GM/村人 「まあ、侵入を防ぐ、ってイメージはあるじゃないですか。越える必要が出たら仕方ないですが、なるべく先延ばしにしたいな、って思ってその時は遠目にスルーしました。こっちから東へ向かって、岩場の切れ目から見たんで、どこまで続いてるとかは分かりませんが、どこまで続いててもおかしくない迫力はありましたねえ」
ライア 「壁の向こう、なにがあるんだろうねぇ?」
ラン 「まぁ、また時間があったら確かめにいっておこうか。近くだし、ここが危なかったらいやだしね」
ティル 「そうだな。俺としても何か手がかりが掴めるかもしれないし」
GM/村人 「そうして頂ければ、我々も助かります」

 さらに、【カオルルウプテ神殿】についても聞いてみますが、村人は目立った動きを見ていないようで、「基本、寝てるのでは?」と口を揃えます。ただ、神殿の改修工事はずっと昔から延々と続いているとのこと。また、【廃都ルドゥラ・ルー】については目ぼしい情報はありませんでした。

GM それじゃ、聞きたいことを聞いたら宿泊モードに移りますか。今夜は『暴食の紅い月』が出てるので、“猟犬”の出現率が一夜通すと9割越えてます。
カルド うひゃ。
ブラスダ ひーー!

 ところが。
 その日の「未明」になって、交代で見張りを立てながら休息する一行に襲い掛かった<深きもの>型の“猟犬”は、凶悪な固有能力によってPCたちをビビらせたものの、ティルが〔剣の加護/運命変転〕で先制を取ったことで一気呵成の総攻撃を受け、あえなく1ラウンドで撃破されてしまいます。
 結局、「先手さえ取ればどうということはない」ことの再確認と、異様に調子が良かったライアの(守られる女性たちへの)アピールのために出てきたみたいな感じに。

GM 無傷で倒されてしまった。経験点算出して、夜が明けますよ。他にも“猟犬”は出現したようですが、きみたち狙いの奴じゃなかったのでレベルが低く、近くの神官さんが片付けたようです。
ティル 猟犬はHPと防護は低いからね。先手取れれば結構なんとかなる。先手取られたら死ぬがw
GM まったくですな。で、ちゃんと寝られなかった神官さんが「朝」で寝始めて、早番の人たちと守られてた女性たちが起床する、静かな朝が始まります。
ラン たいへんだなw
GM その朝食の席で。スリャさんが、お茶のポットを持った一人の女性を連れて、お食後のお誘いに来ます。
GM/スリャ 「おはようございます。昨夜はお疲れ様でした。見事な手並みでしたね。お食後に、お茶はいかがですか?」
カルド 「ありがとう、いただくよ」
ライア 「ハハハ、それほどでもありませんよ♪」
ブラスダ 「そちらもお疲れ様。いただこう」
GM では、両手が使えないスリャに代わって、連れの女性がお茶を振る舞いますね。皆で食卓を囲むと、彼女はリゼット・メアルと名乗ります。人間の女性で19歳。



ブラスダ まっとうな美人。
カルド 可憐な感じ。
GM 一方で、本来は快活そうな女性でもあります。でも今はちょっと憂い顔。
ライア 「いい朝ですね、リゼットさん。あの戦いの後だと、今日の朝日は貴方の笑顔のように眩しく思えます」 早速隣の席で微笑み。
GM/リゼット 「は、はい。私、皆さんの戦いを見て驚きました。世の中にはこんなことができる人たちがいるんだなって」
カルド 「毎日鍛錬してるからね。もっとも、それしか生きる術を知らないだけだけど」
セシリア 「あはは、たいしたことないですよ〜」
ライア 「私達などまだまだ。ただ、豊富な知識とそれに基づく的確な分析と指揮の賜物ですからー」
GM どこにも謙虚さが見えない(笑)。そんなリゼットを気遣うようにしながら、スリャさん曰く。「実は、皆さんの実力を見込んでお願いがあります。無理な申し出とは分かっているのですが……」
カルド 「どうしたんだい?」
GM/リゼット 「あたしは、他の人たちと違って元からこの村の出身です。幼馴染のレオという恋人がいたのですが、2年前、レオが『みんなのために、肉体変異を抑える方法を探すため旅に出たい』と言い出して……それが原因で大喧嘩して、そのまま勢いでこのザイア神殿に駆け込んでしまいました」
ライア またコブツキかよ、って内心でファック!
セシリア なんか駆け込み寺だねw
GM まさしく、そんな性格の神殿でしてね。彼女はティルと違って、愛を信じ切れなかったのです。
ティル 愛を信じてるというか「浮気とか複雑なことできないだろうなぁ」という信頼? 良くも悪くも単純な子なのですよ。
GM 聞くに、レオという少年もそういう面があるようですね。根の単純な正義漢というか、熱血漢というか。

GM/リゼット 「ただ……今では、レオと喧嘩したことを後悔しています。できることならレオを助けたいと思ってもいます。でも、レオは2年前にすでに旅立ってしまって……今どこにいるのか、まったく見当がつかないんです」
ライア (こんな可愛い彼女居るのに、そいつただのアホだなぁ)と内心で思ってるが顔には出さず真摯な瞳で話を聞いています。
GM/スリャ 「そこで相談なのですが……皆さんの旅にリゼットを同行させてもらえないでしょうか? 皆さんのように《封鎖領》の各地へ行く冒険者の方々と一緒なら、彼女はレオと巡り会える、あるいは行方の手がかりが掴めるかもしれません。もちろん、戦えないリゼットを連れ歩くのは重荷でしょうから、護衛料はお支払いします」 スリャさんはリゼットの食費とかとは別に、とりあえず3000ガメルを提示します。彼女の手伝いをお願い、と。
カルド 「気持ちはわかるけど……守りきれるかどうかわかんないよ」
GM 正直、ちょっと無茶振りかなあと思うんだけど、リゼットはそれこそ1回や2回死んじゃうことになってもレオに会いたいのだそうです。
ラン んー、叶えてあげたいけど、危ないねえ。
セシリア 強さはどんなものなんだろう?
GM レンジャー1レベル。終わり。
セシリア つまり足手まといさんw
ライア 「うーむ、気持ちは判りますが、外は知ってのとおり猟犬や魔物などの危険が多いし……ふむ」
セシリア 「う〜ん。手がかりとかは全くないんですか?」
GM/リゼット 「はい、まったく……。でもあたし、どうしてもレオにもう一度会いたいんです。わがままは言いません。手に余る状況なら見捨ててくださってもいいんです。何でもお手伝いします!」 なお、彼女のこの申し出はミッション扱いです。ただ、他のミッションと並列できる特殊なものですね。
セシリア ちなみに戦闘時はどういう扱いになるんでしょう?
GM えー、これまでにも何度か登場している「足手まとい」として戦場に配置されます。1レベルですが、HPは何故か30で、防護点は2。役には立たない。
セシリア HP高いw
ブラスダ すごい生命力なんだろう。
GM これはきみたちのレベルで決まってるんですよw
ラン ええと? 計算式に当てはめると生命力は……w
GM 27? いえ、そんなことはないですからっ。きっときみたちが気を遣って守ってあげることの修正が、HPとして表現されてるんです!
ブラスダ
セシリア 逃亡のときはどうなるんでしたっけ?
ラン 敏捷判定だからまず間違いなく失敗するけど、ダメージ食らうだけだから、回らなければ死にはしない感じ。
セシリア まあ、情報収集判定の時振ってもらうダイスが増えるかな?
ラン え、振ってくれるの!?
GM それぐらいならいいかな。
カルド お、それはラッキー。
ブラスダ 堅気の人のほうが情報集めやすいこともあるだろうしね。
GM 常識的に一般人でもできることなら、何でも手伝ってくれます。あと、首には覚悟の<献体プレート>装備。
ティル 覚悟がすげえ。
ラン 了解しました。PCとしては受けてあげたい。けど、守れる保証はないのが気がかりか。
セシリア 自分としてはいいんじゃないかなと思って、ほら可愛いしww
カルド 「できるだけ守るけど、保障はできないよ。それでもいいんだね?」 念押し。
GM/リゼット 「もちろんです。最悪、命を落とすようなら、変異研究所に連れていってもらえば金一封が……」 スリャ「これ、はしたないですよ」
ティル 「何か、放っておいたらそのうち一人でも飛び出しそうだな。個人的には共感できる部分もあるし、監視も兼ねて連れて行ってもいいと思うんだが、皆はどうだ?」
カルド 「そこまでの覚悟があるなら……」
ライア 「だねぇ。女の子の一人旅は賛同出来ないし、僕としては構わないよ(可愛いし)」
ラン 「うん、ボクも反対はしないよ。頑張って守るしね!」
セシリア 「がんばりましょう〜」
ブラスダ 「愛、愛っていいですねね・・・愛藍哀アイアイアイアIAIAIA・・・ふふふふふ」トラウマスイッチが入ってうつろな目で表情だけ笑ってる状態で後ろでぶつぶつ言ってるw

 子持ちなブラスダさん、唐突に軽く錯乱。バツイチだったか?

ラン 「じゃあ、よろしくね。リゼット姉ちゃん!」にっこり笑って手を差し出します。
GM/リゼット 「ありがとうございます! あたし、頑張ります!」
セシリア 「よろしくです、リゼットさん〜」
GM/スリャ 「ありがとう御座います。ティルさんの仰る通り、この子の気の詰めようは尋常ではなくて……私達も、いつ彼女が姿を消すかとヒヤヒヤしていたんです。これは少ないですが、旅費の足しにしてください。どうか、リゼットをよろしく」 そう言って、スリャはガメルで3000ほど包んでくれます。持参金?
ラン www
GM で、ミッション「リゼットの後悔」をスタート。以後、【ザイアの砦】以外で[情]アイコンのあるブロックに行ったとき、レオについて情報収集を行えます。そして21日目「朝」がはじまる……というところで、今日は一旦セーブしておきましょうか。今日はここまで! おつかれさまでしたー。
一同 おつかれさまでした!

 ログ7−13に続く!

■パーティ状態
ライア  :HP38/38 MP30/36 石5点2/2 ゾロ:* 変転○
ティル  :HP32/32 MP15/18 防護2 変転○ 残り39日
セシリア :HP33/33 MP33/33 弾丸3/3 魔石3点 1ゾロ3
ラン   :HP37/37 MP30/33 石:5*2,3*1 ゾロ:*
カルド  :HP45/47 MP33/33 飛行6/6 カード:緑B*6/緑A*1/赤A*6/赤S*1
ブラスダ :HP36/36 MP44/56 使い魔MP10/10 オーク(余命22日夕方まで)HP23/23
リゼット :HP30/30

■パーティ資産
・資金:11810G(ランに1800G貸出)
・松明:34本
・保存食:4個
・魔香草:32個
・酒の種:2個
・水石:1個
・クールドロップ:1個
・ブラックワイン:3個
・レッドアイポーション:1個
・夢喰いの果実:6個 ・夢喰いの血酒:1個
・剣の欠片:13個
・インゴルマのチケット:7枚
・グラトルマの便宜:2個
・ザウルのメダル:39個
・韋駄天コイン:2個
・謎の金属プレート/座標コード
・白Aのカード*3(100G*3)
・白黒Aのカード*4(100G*3)
・白金Sのカード*1(1000G)
・金Aのカード*35(150G*35)
・赤Aのカード*4(150G*2,120G*2,100G*4)
・赤Sのカード*4(1200G、1000G*3)
・剛力の指輪
・俊足の指輪
・知性の指輪*2
・コンバットメイドカチューシャ(2500G)
・身代わり人形(5000G)
・ミニブロブ(1500G)
・銀のロングソード(1440G)