野心の剣と混沌の矛、見えざる侵略の刃が交錯するユーレリアの地に、過去から芽吹いた闇が牙を剥く。

不可解なメッセージを携え、"王"の名の下に各地を蹂躙せんと迫る異形の軍勢。

狂える神託。蒙昧なる叛徒。崩壊する権勢。約束された背信。

裏切りの果てに、王の意を離れた古き"剣"は真なる主を求め、呪縛の迷宮より解き放たれる――。

ソード・ワールド2.0 <15LV祭> 『剣の主』

━━━ の剣は、星を歪め、そらを穿つ ━━━



GM よーし、戦闘再開しましょうか。
一同 よろしくお願いしまーす。
GM さて、状況はご存知の通り。2ラウンド目開始からです。ただ、支援ダメージの算出がまだだったね。
ライナス やめてくださいしんでしまいます。
チャッカ うーん、やだなぁ、面倒だなぁ。致命傷にはならないんだけど。
GM 前からドラゴン含めて9部位のうち3つに、ランダムに攻撃しますよ。(ころころ)

 剣将・テAB・爺・チャ&竜&ラ<33m>フィ・エ

 ランダム選出されたのはレッサードラゴンの両翼とフィブレド。翼2つに対しては両方ともクリティカルが発生し、えらいことに。

チャッカ ぎゃあああああああ!
ジュトゥ げげぇ。
GM これが支援ダメージですよ。魔法防御は各自で引いてね。
フィブレド 痛いなあもう。【レデュース・マジック】でMP回復しよう。
チャッカ 翼の体力が一桁になるかと思った。

  〔第2ラウンド PCターン〕

ジュトゥ さて、ザンガルズから頂くか、笑ってる奴を先にするか。
ライナス 笑ってるやつはドラゴンにはたいてもらえばいいかなぁと。
フィブレド ザンガルズは前衛が傷入れないと後衛には何もできないので、攻撃はしておいてほしいですね。
ジュトゥ んだね。じじもできなくはないが、その役はライナスのが信頼できるなぁ。
チャッカ まずは自分があそこのケラケラ笑ってるのをこかすと。あいつらHPいくつくらいですかね?
GM 残り7点と1点だったかな。
チャッカ それは余裕そうだw
エインセル 回復も……前Rでかなり削られてる人もいますから。
チャッカ 正直、ライナスを【レストレーション】すれば問題なくねとか思ってしまう自分。
ライナス 私も範囲で38点程度の回復を混ぜられます。そのあと自分はHP少なかったら【ミニマムリープ】で逃げる。
ジュトゥ リープ便利ね、離脱にも使えんや。
チャッカ あぁ、リープ使えるならそこまでしなくてもいいか。そしたらガード固めとこうかな? こちらからの回復は低級でよろしい?【キュア・ハート】+【フォースフィールド】しようかと。
ライナス 了解です。こちらに問題はなし。
GM 下半身が落ちて《影走り》が消える前提なら平気かね。
チャッカ 消えるでしょ、さすがに。ということで行きます。《巨象守護の型》《魔法拡大/数》《ダブルキャスト》【八面六臂】【スフィンクスノレッジ】。《ポーションマスター》の魔香水でMP15点回復、まずはドラゴンが翼でティキティキを一回ずつ殴る、頭と胴も分けて攻撃。

 レッサードラゴンによる攻撃で、順当に2体のティキティキは撃破。

チャッカ で、チャッカは【キュア・ハート】3倍と、右翼に【フォース・フィールド】。その後、右翼が同座標の全PCと部位をかばいます。さらに、チャッカも他のPCと頭を2回ずつ庇う。

 プレイ時にはうっかりスルーしましたが、この部位:右翼に【カバーリング】による《鉄壁》は付与されていませんでした。

GM 了解です。お次の方。
ライナス いきますよ。【スフィンクスノレッジ】【ヴォーパルウェポンS】を自分に。【フェザー・エッジ】をライロックソードにかけて、ツーハンドソードを鞘に入れてデリンジャー+1装備。《魔力撃》《天地鳴乱の極み》宣言。【ジェノサイド・バレット】と【ヒーリングシャワー・バレット】を装填して【フェイタル・エッジ】。【ターゲットサイト】まで入れてザンガルズの下半身に殴りかかる。
GM (実際のゲーム時では)10行に渡る大量の宣言おつ。命中力判定どうぞ。
ライナス (ころころ)40。
GM 右腕が「▼どこでもカウンター」。ええんや。下半身守るんや。(ころころ)もちろん、失敗です。6ゾロスタートでダメージ決定をどうぞ。
ライナス (ころころ)68点。
GM おぶあ。50点通し(笑)。
ライナス もう一発。これは下半身にいっていいんだよね? (ころころ)また40。
GM 左腕が「▼どこでもカウンター」して(ころころ)以下同文。

 今度は60点通し。さらに【ジェノサイド・バレット】が火を噴き、ザンガルズの両腕はHP30程度まで追い込まれます。最後に【ヒーリングシャワー・バレット】が降り注ぎ、乱戦内の味方を大きく回復しました。主動作1回で範囲攻撃と範囲回復、《魔力撃》による2回攻撃。この男も、なかなかの化け物っぷりを見せつけています。

【ジュトゥ】 「おほっ!!傷が癒えたわ! すまぬのぅ」
ライナス リープで逃げる必要はないか。こんなところで。
GM 今、防御魔法1つかけるだけで魔晶石が砕けるもんなw
ライナス いえす、おっきい石にも手を出したよw
GM じゃあ九頭先生。満を持して得意の連撃を。
ジュトゥ どぅ〜れ(笑)。【スフィンクスノレッジ】【ケンタウロスレッグ】【ジャイアントアーム】【フェンリルバイト(命中+1)】をかけ直し。【バークメイル】Sをチャッカにぽい。

 ここで【フェンリルバイト】による補助動作での噛み付き。ついに部位:下半身にダメージが入り、「○“ワードパクト・フラット”」の加護が破られます。

ジュトゥ よしよし、パクトは破れたか。では《魔力撃》《鎧貫き》宣言で下半身を執拗に責める。(ころころ×2)命中は37、41。

 クリティカルはしないものの、ワンツーパンチがキレイに決まって、適用ダメージは計64点。

エインセル では私が。地味に3m制限移動で前に進んで念のため補助動作で【ブリンク】。主動作で【ファイアストーム】を腕2本と下半身に。
GM 《クリティカルキャスト》宣言できるぞ。
エインセル あぶねーw 意識から抜け落ちてたw しますしますw (ころころ)38。

 余裕を持って抵抗突破。40点弱のダメージを叩き込み、ザンガルズの両腕を吹き飛ばします。

フィブレド どうしよう、こいつ抵抗いくつだっけ。33? 【プロテクションV】打つのが一番堅実な気もするが。
ライナス 《影走り》、あるよ。どかどか走ってくるよw
ジュトゥ 前衛が殺しきれん!ええい魔法使いなら何とか!ってくるかもw
チャッカ 下半身をなんとか落として欲しい。後ろがカタストロフになるかも。
フィブレド この抵抗なら【バランス・タイム】とかも考えたけどw、まあ、普通に【デス・レイ】するか。
【ライナス】 「普通に【デス・レイ】」。意味がよくわからない発言だw
ジュトゥ まったくだw

 この【デス・レイ】が6ゾロクリティカルし、見事ザンガルズの下半身を撃破。

 これで勝負ありました。頭部のみになったザンガルズは【フォース・イクスプロージョン】などぶっ放してみますが、致命傷には程遠く。3ラウンド目にはジュトゥの連撃と、もはや【フェザー・エッジ】のMPすら惜しんだライナスが取り出した<ただのブロードソード>×2による《魔力撃》によって瀕死。最期はドラゴンの牙で残りHPを削り切られ、倒されます。

一同 勝ったー!
GM ザンガルズが倒れると、支援部隊は続くエインセルやフィブレドの魔法で焼き払われ、全滅です。ただ、やはり死体は残りません。ザンガルズのみ、遺体と二本の魔剣が残されますね。
【ジュトゥ】 「はて、これはどういうわけか……」
エインセル おお、魔剣は残るんだ。
GM ザンガルズの分は、戦利品チェックをどうぞ。

 一行は負傷を癒し、戦利品を回収します。「金白SS」というカード変換が可能だった<大悪魔の魔剣>×2は、【クリティカルレイ】を使うジュトゥが金、【バインドアビリティ】を使うフィブレドが白のSSカードとして獲得。

GM では、状況を再開します。戦闘が終わると待機していた騎士隊が合流して、虐められていた女性兵士を引き取ります。砦も調べると思いますが、他の生存者や手がかりなどは見つかりません。唯一、目につくのは戦闘開始前にザンガルズが使用した水晶球の破片。これ自体は鑑定の余地があるようなものではありませんが、「一瞬で軍勢展開」の技については、見識判定できます。目標値30ですけど。
チャッカ さすがにチャッカは届かないなw
エインセル ではやりましょう。(ころころ)36。
GM 魔法王イーレンヴァイトの秘儀と謳われる、失われた深智魔法【ゾーン】。【ディメンジョン・ゲート】×【チェンジ・ポジション】の複合で、術者の周囲を「味方すべての座標を任意に変更できる都合のいい空間」にするというチート軍事魔法ですが、伝え聞くそれに似た現象です。
ジュトゥ 【ゾーン】!!
エインセル すげえぇ!
チャッカ トンデモ魔法だぁ。
GM 恐らく、この水晶球にそのもの、あるいは類似の魔力が込められていたのでしょう。砦の中にいた魔神を一瞬で展開したようです。砕けたところを見ると、使い捨てだったのでしょうかね。
【エインセル】 「(かくかくしかじか)ということのようです。いいなぁ、そんな魔法使いたいなぁ……」
【ジュトゥ】 「イーレンヴァイトとやらが伝説に謳われる強大な魔法王だった証左じゃな」
【フィブレド】 「む? でも、だとするとただの転移魔法? だったらなんで取り巻きの死体が消えたんだ?」
GM そっちの理由は判然としません。現在のラクシアに伝わる知識の中に、該当する現象はありません。
【チャッカ】 「そっちは、別の要素があった…ということなんでしょうけど。やっぱり不気味ね」
GM そして、度々イーレンヴァイトの名が出て、かつ実際に上位魔神を目にしていたりすると、その2つに直接絡む知識をいつまでもエインセルが思い出さないはずもありませんな。もういっちょ、見識判定をお願いします。目標値33ですが?
エインセル (ころころ)おっと、34。
ジュトゥ あぶあぶw
エインセル あぶない、あぶない。でも、実はもう1回できたりするから安心だったり。
ジュトゥ あぁ、15レベルセージか。
ライナス 《賢人の知恵》で。【ラック】で。変転で。とか言い出すわけのわからない生き物。
【エインセル】 「いや〜ド忘れするところでしたよー」とか言いながら達成値34w
GM 皆さん、ドレドロンのオープニングで、チャッカがイーレンヴァイト配下の魔神将について知っていたことを覚えているかと思います。ドレドロン砦を陥落させた蛮族魔法王の右腕とか、実に3体の魔神将を支配下においていたとか。
ジュトゥ あったのぅ。
GM その辺りで、「まともな研究者は知らないし、つながりが見えない」という散逸した記録を集合すると、以下のような情報が浮かんできます。

◆魔神将の生死
 魔法王イーレンヴァイトが従えていた魔神将は、ユーレリア側の記録によれば3体です。内訳は、幻覚の魔神将デラマギドス、剣の魔神将イブリバウゼン、戦の魔神将ゲルダム。
 この内、魔神将デラマギドスは、ユーレリア侵攻の際にケンネルの壁を破壊した上位魔神らを指揮していました。ケンネルの街を全滅寸前まで追い詰めましたが、軍勢同士の戦には不慣れだったのか、粘りに粘られた挙句、ユレヒトの支援と反撃を間に合わせてしまい、ケンネルで討ち取られたようです。
 魔神将イブリバウゼンは、侵攻の際は後方に控えていたらしく、前線では確認されていません。恐らくはイーレンヴァイトの近くにいて、英雄レンドリフトがイーレンヴァイトの首を刎ねるのと前後して、共に討ち取られたと考えられています。ただ、何故かユーレリア側には記録がありません。
 魔神将ゲルダムは、ドレドロン砦を攻め落とした「蛮族魔法王の右腕の将軍」です。しかし、すれ違う形でドレドロン陥落の2日後にイーレンヴァイトが討たれてしまい、その後どこに消えたのかは不明です。後日、魔法王ユレヒトによって封印されたらしいという不確かな記録があります。

GM イーレンヴァイト配下であったこれらの魔神将はいずれも、通常個体より強力な存在だったようです。魔神将なんて、平均を取れるほど出現してませんけど。
エインセル 討ち取られた、と言えるのは幻覚の魔神将だけか。でも司るのが幻覚だけに、どこまで信じられるやら。
【ジュトゥ】 「ん、待て? 剣の将が裏切ったとか何とか、猫魔導氏殿の託宣に出ておったのではなかったかの?」

 『西に凶兆。黎明の王の足元。剣たる将に叛意。境界の崩壊』 by グウェンドリーシャ

【フィブレド】 「ありましたね。僕もちょうどそれを思い出していました」
【エインセル】 「イーレンヴァイトが討たれた背景には、魔神将の裏切りがあったとか……? でもこの託宣、現在のことを指してるんですよね、多分」
GM この辺りの記録の真偽について確認するには、それこそ当時を直接記憶しているような当事者に訊ねる必要があるでしょう。
チャッカ そんなのがいるのか?
ジュトゥ 古代魔法文明時代からっていうのはそれこそ幻獣レベルじゃないと寿命がw
フィブレド ん? それってグウェンドリーシャになら確かめられるってこと?
GM ユーレリア側ではグウェンドリーシャが同世代です。が、彼女は当時、シュバイゼンの森に引きこもっていたと思われるので、世代は同じでも当事者である確率はごく低いでしょう。この場合、必要なのは「目撃者」の類。レンドリフト側にいるといいんですが、ジュトゥは物知りな同輩に心当たりがありますよ。“賢神将”バルタザール。無限図書館の主であるエルダーマンティコア。
【ジュトゥ】 「フムゥーン? 確かにの。どうせ事の次第を皇帝に伝えねばならぬなら、あちらで人や文献を当たってみるのも悪くなさそうじゃぞ。ちと心当たりがあるでな」 とは言っておこう。

 一行が相談していると、連絡役としてついてきた騎士たちがこの後どうするのかを訊ねます。一行は様々な事情を考慮し、ここで騎士たちと別れてレンドリフトの帝都レンへ向かうことにしました。

ジュトゥ 陸路で行くなら道案内は多分できる。超のつく獣道だけどね。
GM ケンネル門から帝都レンまでは徒歩だと結構かかります。道が悪いんでね。が、何かしらの手段で集団飛行できれば割とあっという間。
エインセル あいきゃんふらーい!
ライナス あいきゃんのっとふらーい。のせてのせてw
ジュトゥ ドラゴン載せてー(キャッキャ
チャッカ はいはい、二人までねー。
フィブレド 自前で【フライト】。
ライナス じゃ。連絡は騎士に任せて、ライナスとジュトウは竜に乗せてもらって、あと二人は飛んで、レンにいく、で。
エインセル やったー。遊びに来たかったレンドリフトだ、これで今後は【テレポート】でさっと来れる。
GM はい。じゃあ、色々な手段で空を飛び、シャダラ山脈を越えたきみたちは、レンドリフト地方へと進出します。行く手の眼下……夜に閉ざされたレンドリフトの大地には、戦の光景が。
フィブレド 戦?
【ジュトゥ】 「なぬッ……!?」 やったね! 休む暇なんかなかった!!
【エインセル】 「おや、戦闘中のようですね」
GM 山脈側から進軍するのは魔神の軍勢。一方、帝都側からそれを迎え撃っているのは、人族蛮族混合のレンドリフト軍です。その規模、数百vs千数百。
ジュトゥ どちらの規模が千越え?
GM レンドリフト側。ただ、さすがに兵の平均的質では魔神側が勝ってますね。一進一退で、早晩決着がつきそうには見えません。魔神の群れを指揮するのは上位魔神バルーサビヨーネのようです。一方のレンドリフト軍に翻るのは戦神ダルクレムの旗。ジュトゥの同輩であるジアンフォモール、戦神将ヴァトラが出陣しているようですね。
フィブレド 魔神が千超えてたら戦線が瓦解するわなw
【ジュトゥ】 「む、彼奴が出ておるか」
【チャッカ】 「あら、これは大事ね」 うーむ、MP回復しておきたいが、どうするか。
GM ま、この戦闘はどちらかというとレンドリフト側有利に進んでいます。手出しせずとも、時間をかければレンドリフトが勝ちそうな雰囲気ですよ。
【ライナス】 「知り合いですかな、老師。我々はどう動くべきか」
【エインセル】 「老師のお知りあいなら、加勢します? 恩を売っておくのも悪くない」
【ジュトゥ】 「古い馴染みよ。誇り高い男じゃが、加勢を悪くは思うまいて」
【チャッカ】 「これからの情報収集を考えても、手を貸しておく意味はあるわね」
【フィブレド】 「とりあえず、【メテオ・ストライク】でも撃っときます?」

 だから、「とりあえず」撃つような魔法じゃないだろ。

【エインセル】 「超広域殲滅魔法ですか。やっぱ真語はそういうのが良い所ですよねー。私ももっと修行しよ」
GM 眼下の光景を睥睨しつつ、しばし軍勢の上空を飛んでいると、行く手に帝都レンの灯りも見えてきます。不暁都市の異名を持つレンは、空に浮かぶ王城を中心に文明の灯火を放っています。ま、加勢するにせよしないにせよ、あまり細かく考えなくて結構ですよ。指揮官が15レベルの上位魔神ってクラスですから、上空から何回か「ドーン!」していけば、自然とレンドリフト側が圧倒します。
フィブレド じゃあ、1時間詠唱【メテオ・ストライク】どーんw、って言っていいんですか?
GM それ、レンドリフト側も巻き込むだろw
エインセル 空飛びながら【ファイアストーム】連打して、「はーはっは!魔神がゴミのようだ!!」とか言いたいな。
ジュトゥ 何だその絵面はw
ライナス 自由人二人にまかせよう。【スーパーノヴァ・ボム】はやたら遠くまで飛ばせた気はするが、MPないしw
エインセル では「【ファイアモーラー】! いえーい、ストラーイク」とか嬉々として魔法連発した。
ジュトゥ ボウリングか!
GM 魔神がピンボールのようだ。その魔法、軍勢に対して使うと数十体は巻き込むからなあ。では、無双モードで魔神を焼き払っていったと。そんなんされて瓦解しない軍とかいないから。魔神の群れは総崩れとなり、勢いを得たレンドリフト軍によって追撃され、潰走していきます。とはいえ、大勢が決してもすぐに軍が落ち着いて話できるって状況にはなりませんがね。戦神将に挨拶していきます?
ジュトゥ 一応、顔は合わせておきたいな。
エインセル 風神将設立のために、売り込みでもしておこうかしら。
GM じゃあ、15レベルの名前を持つジアンフォモール、ヴァトラが本陣で出迎えましょう。さすがに周囲はざわつきますし、警戒もしているようですが。
【ジュトゥ】 「あぁ、警戒せんでええ。古い馴染みじゃて。ちょっと通らせて貰うがの」
GM/ヴァトラ 「(豪快に笑い)よいよい、通せ。先程の加勢はうぬらの仕業か。好き放題してくれたのう……おや、そこにおるのは九頭の爺様か?」
【ジュトゥ】 「壮健そうで何よりじゃの、ヴァトラよ」
GM/ヴァトラ 「ふむ、加勢には礼を言っておこう。だが、小さくなったのぅ爺様。とうにシャダラ山の土に還ったと思っておったわ」
【ジュトゥ】 「そのつもりだったんじゃがなぁ、ままならぬものよ。引退したじじぃめもちと野暮用でな。皇帝陛下に伝えねばならん一大事じゃ」
GM/ヴァトラ 「陛下に注進とな。けったいな連れをゾロゾロと連れているようだが、ユーレリア側でも何かあったか」
【ジュトゥ】 「それが、各地で魔神が同時期に大量に出没してな。魔法王の勅命がどうとのたまいおった。ま、詳しい話は帝都での」
GM/ヴァトラ 「ふむ? ここの群れは、シャダラ山脈の南側から唐突に湧き出したようだ。しかも、討った魔神は大半が溶けるように消えている。うぬらが来た時には数百と見えたであろうが、当初は千はいたぞ。まあ、よい。ついでだ。我はここで軍をまとめねばならぬ。我らが魔神の群れを打ち破ったことも陛下に伝えてくれ。無論、こうも早くカタがついたのは、うぬらの助力あってのことだがな」
【ジュトゥ】 「うむ、しかと承った」
GM では、出発でよいかな。再び空の旅を挟んで、不暁都市レンの灯りを間近にしたところで、今日は終わっておきましょう。
エインセル あ、ではジュトゥの話が終わったら名刺渡して「風神将の設立に是非ご協力を」とにこやかに握手をしておこうw
GM/ヴァトラ 「小さき魔女よ。それはうぬの力次第だ。止めはせぬよ」 好きにしろや、と返して、バイバーイ。
エインセル うむ、それでこそ蛮族w
ジュトゥ レンドリフトの国風なのよね。

 本格的に混沌の帝国レンドリフトへ進出する一行。そろそろ事件の裏で蠢くものが姿を現すか……?


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